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ハードドライブを安全に消去する

読者のジム・ブラッドリーさんは、ハードドライブからデータを安全に消去する方法を探しています。彼はこう書いています。

以前、米国政府承認の方法でハードディスクを消去するソフトウェアの広告がありました。このソフトウェアは、複数の方法で0と1を書き込むことでデータを消去します。そのようなソフトウェアはまだ存在するのでしょうか?ベンダー名、そしてMacintosh(PowerPCとIntel)用でしょうか?

そのようなソフトウェアは確かに存在します。しかも無料で、TigerまたはLeopardをお使いのMacなら既にインストールされている可能性が高いので、ぜひ試してみてください。以下の方法で見つけられます。

ディスクユーティリティ(/アプリケーション/ユーティリティ)を起動し、アプリケーションが開いたら、ディスクユーティリティウィンドウの左側のペインで消去したいドライブを選択します。「消去」タブをクリックし、その下の「セキュリティオプション」ボタンをクリックします。表示されるシートには、「データを消去しない」、「データをゼロにする」、「7パス消去」、「35パス消去」の4つのオプションが表示されます。

ディスク ユーティリティでは、ハード ドライブを消去するさまざまな方法が提供されています。

「データを消去しない」オプションは、その名の通り、データを一切消去しません。Macにデータの保存場所を知らせるディレクトリを消去するだけです。このオプションを使用すると、サードパーティ製のユーティリティがドライブを精査してデータを復元できる可能性があります。つまり、安全とは言えません。

Zero Out Dataは、ドライブに一度だけゼロを書き込みます。政府の基準を満たしているわけではありませんが、このドライブからデータを復旧するのは大変な作業です。

7パス消去は、多くの方から高い評価を得ている米国国防総省の5220-22 M規格に準拠しています。データを7回上書きします。

本当に心配な方には、「35パス消去」オプションがあります。これは、その名の通り、ドライブに35回書き込みを行うものです。データを本当に完全に消去したいなら、こちらが最適です。

7パスオプションでは、ゼロアウトデータオプションよりもデータの上書きに7倍の時間がかかります。同様に、35パスオプションでは35倍の時間がかかります。

これらのオプションでも少し不安な場合は、「マルチパス・スレッジハンマー」オプションをお勧めします。データを完全に復元不可能にする必要があり、そのためにハードドライブを犠牲にしても構わないのであれば、Macからドライブを取り出し、裏側に置いて、徹底的に叩き壊してください。