
画像: Apple
AppleのSpring Loadedイベントでサプライズ発表されたツールの一つは、iPhoneのTrueDepthカメラを使って、複雑なメニューオプションを操作せずにテレビの色補正ができる新ツールでした。このツールを使うのに新しいApple TVは必要ありません。使い方は以下のとおりです。
- 始めるには、iOS 14.5 以降を搭載した Face ID 搭載の iPhone と、tvOS 14.5 以降を搭載した Apple TV または Apple TV 4K が必要です。
- Apple TV の電源をオンにして、設定アプリを開きます。
- 下にスクロールして、 「ビデオとオーディオ」 タブを開きます。
- キャリブレーションを選択します 。
- カラーバランスを選択します 。

キャリブレーションプロセスを開始するには、iPhone をテレビに非常に近づける必要があります。
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さあ、iPhoneを準備しましょう。Apple TVの近くにある場合は、カラーバランスが利用可能であることを知らせるペアリング通知が表示されます。「続ける」を押すと、テレビにスマートフォンの輪郭が表示されます。スマートフォンをテレビにかなり近づけて(画面から2.5cm以内)、前面カメラを画面に向け、スマートフォンの輪郭の内側にくるようにします。少し難しいので、うまく設定できるまで何度か試行錯誤しました。
カメラが認識されると、テレビ画面上のスマートフォンのシルエットが様々な色に点滅します。スマートフォンを画面に近づけて静止させておくと、正常に動作すれば、テレビ画面にビーチの風景と、キャリブレーションの前後の画像が表示されます。以前の色(オリジナル)と新しい色(バランス)を切り替えて、お好みの色を見つけてください。クリックするだけで簡単に変更できます。

キャリブレーションが完了すると、元のバージョンと新しいカラーバランスのバージョンの違いを確認できるようになります。
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これは実際にはテレビの設定を変更するものではなく、Apple TVデバイスの出力を変更するものです。そのため、Apple TVでの操作全般にはキャリブレーションが有効ですが、Xbox/PlayStationやケーブルテレビボックスなどと併用した場合にはテレビのキャリブレーションは適用されません。
著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長
マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。