
Nuance は、新しい iPad メモ作成アプリ PaperPort Notes をアップグレードし、同社の高く評価されている Dragon Dictation ソフトウェアを統合しました。これにより、ユーザーはメモを音声で読み上げ、それをテキストとして表示できるようになりました。
PaperPort Notesのアップデートが先週App Storeに登場しました。Pear Notes、Notability、CaptureNotes 2といった他のメモアプリには、講義やインタビューを録音できるレコーダーが内蔵されており、最初の2つは録音内容を入力したメモと同期させることもできます。しかし、これらのアプリは録音した音声をテキストに変換することはできません。そのため、PaperPort Notesは音声認識機能において競合アプリよりも優位に立っています。テキストは、特に騒がしい部屋にいる場合は、必ずしも口述内容と完全に一致するとは限りませんが、ほぼ一致しています。また、このアプリは録音内容のコピーを保存するので、自分が何を言ったかを正確に思い出す必要が生じた場合に備えることができます。
もちろん、NuanceはiOS向けにDragon Dictationアプリを既に提供しており、これも音声をテキストに変換できます。しかし、Dragon Dictationアプリの機能はほとんどこれだけです。一方、PaperPort Notesは、スタイラスペンを使って考えをタイピングしたり、手書きで書き込んだりする機能を提供します。スタイラスペンを使うユーザーは、書き込む「インク」の色と太さを選択できます。
PaperPort Notesで作成したメモは、Nuance独自のPaperPort Anywhereクラウドストレージ、Googleドキュメント、Dropbox、その他様々なサービスで共有できます。また、タブレット上のPDFリーダーアプリでPDF形式で開くこともできます。
PaperPort Notes は無料で、iOS 4.2 以降を実行している iPad と互換性があります。