ネットで見つけた素敵なものを共有するのは、時に面倒なことがあります。URLや画像をコピーして、メッセージアプリに切り替えて、タップ&ホールドして、貼り付けを選択…なんてことまでやらなければなりません。
あるいは、様々なメニューをくまなく探して「共有」メニュー(通常は上部から矢印が出ているボックス)を見つけ、コンテンツを直接送信することもできます。しかし、驚くほど多くのユーザーが「共有」メニューの存在を知らない上に、たとえ知っていたとしても、アプリによっては見つけにくい場合があります。
iOS 15では、画面に表示されているものを他の人に送る方法が、より速く簡単になりました。「Hey Siri、これを[名前]と共有して」(または「これを[名前]に送信して」など)と言うだけで、Siriはメッセージアプリを使って画面上のコンテンツを相手に共有します。連絡先やメッセージの履歴からSiriが通常認識する名前、または連絡先情報に登録されている家族関係(例:「これをお母さんに送信して」)も使用できます。
Siriがメッセージカードを表示し、「送信しますか?」と尋ねます。「はい」と答えるとすぐに送信されます。「いいえ」と答えると、カードは画面に表示されたままになるので、メッセージに添える内容を入力できます。

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画像、ウェブページ、Apple MusicやPodcast、Apple Newsの記事、マップの位置情報などのアイテムは、実際のコンテンツと一緒に添付ファイルも共有されます。Siriが共有できないコンテンツについては、スクリーンショットのみ送信可能であるという警告が表示されますが、Siriは自動的にスクリーンショットを撮影し、メッセージに添付します。
すべてがとてもスムーズです。Siriに何かを共有して欲しいと頼むだけで、Siriはあっという間にアイテムを準備し、メッセージに挿入してくれます。共有メニューを探し回ったり、コピー&ペーストしたり、メッセージアプリを何度も切り替えたりする必要はありません。
著者: Jason Cross、Macworld シニアエディター
ジェイソンは25年以上にわたりテクノロジー関連の記事を執筆しています。最初はゲーム関連のメディアで執筆し、その後はエンスージアスト向けPCやテクノロジー全般に注力してきました。複雑なテクノロジーの仕組みを学び、それを誰にでも分かりやすく説明することを楽しんでいます。