Appleは、iPhoneとiPadがユーザーのニーズ、特に情報に関して、ユーザーが必要としているものを予測し、ユーザーが意識するよりも前にアイデアや情報を提案したり、宣伝したりすることを望んでいます。その方法の一つが、iOSとiPadOSの機能「重要な位置情報」です。この機能の存在を知らない人はほとんどいないようです。

どちらのデバイスでも、あなたが移動すると、あなたの滞在場所が追跡されます。自宅や職場だけでなく、よく行くレストラン、他人の家、医療機関なども含まれます。これらは「重要な場所」と呼ばれ、 設定 > プライバシー > 位置情報サービス > システムサービス > 「 マイプレイスと履歴」の「重要な場所」にリストがあります。
でも、心配する前に言っておきます。Apple はそうした情報を一元的に収集して使用しているわけではありません(Google ではないので)。Apple によると、情報はユーザーのデバイス上にのみ保存され、エンドツーエンドの暗号化(メッセージ、iCloud キーチェーン、その他いくつかのサービスと同様に)を使用してデバイス間で位置情報を同期しているそうです。
Apple の開示によれば、重要な場所は、マップ (予測的な交通ルーティング)、カレンダー (定期的な予定の提案)、写真 (思い出)、およびその他の目的で、より適切なヒントや結果を提供するのに使用されます。
Appleは最近、重要地点は、AirTag位置トラッカーを携帯して移動している際に通知するために使われるとも発表しました。重要地点に到着すると、トラッカーに関する通知が届き、何が起こっているのか把握することができます。(また、1日の終わりまでに重要地点や自宅(連絡先の「自分」カードで定義)に到着しなかった場合も、通知が届きます。)
頻繁に訪れる場所をデバイスが追跡することを好まない場合は、「重要な場所」オプションをオフにすると、全体的なエクスペリエンスが低下することはありません。
また、任意の場所を左にスワイプして「削除」をタップして削除したり、「履歴を消去」をタップして確認することで、場所のセット全体を消去することもできます。
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著者: Glenn Fleishman、Macworld 寄稿者
グレン・フライシュマンの最新著書には、『Take Control of iOS and iPadOS Privacy and Security』、『Take Control of Calendar and Reminders』、『Take Control of Securing Your Mac』などがあります。余暇には、印刷とタイポグラフィの歴史に関する執筆活動も行っています。Macworldのシニア寄稿者で、Mac 911を執筆しています。