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ハッセルブラッドが2億画素のH4D-200MSカメラを発表

ハッセルブラッドは水曜日、最新の中判デジタル一眼レフカメラ、2億画素のH4D-200MSを発表しました。このプロ仕様のカメラは約4万5000ドル(3万2000ユーロ)で、1メガピクセルあたり約225ドルのコストがかかります。
H4D-200MSは、実際には2億画素のセンサーを1つ搭載しているわけではありません。ハッセルブラッドのマルチショット技術を採用し、50メガピクセルのセンサーで連続撮影した6枚の画像を1枚の高解像度ファイルに合成します。撮影前にセンサーを1ピクセルまたは1/5ピクセルずつ移動させることで、シーンの情報を最大限に収集します。

この6ショットモードに加えて、カメラは4ショット撮影して合成したり、通常のシングルショット写真を撮影したりすることもできます。マルチショット技術は、最大30秒間完全に静止したシーンを必要とするため、スタジオ内での静物写真や商品写真を撮影するためのものです。一方、シングルショットモードは、スタジオ外で動きのある被写体を撮影する際に使用できます。
ハッセルブラッドは、H4D-50MSのオーナー向けに約9,800ドル(7,000ユーロ)でアップグレードを提供しています。カメラはデンマークのコペンハーゲンにあるハッセルブラッド工場に発送され、ファームウェアとハードウェアのアップデートが行われ、H4D-200MSに生まれ変わります。