
画像: Apple
以前にも書いたように、Apple IDのバックエンドシステムは、まるで時代遅れのメインフレームで動いているかのようで、Appleが変更に対して非常に融通が利かない(特に、複数のApple IDに関連付けられたアカウント、データ、所有権を統合する方法を提供していない)ことに苛立ちを感じます。私も、Appleのエコシステムに長く関わってきた多くの人たちと同じように、2つのApple IDを持っていて、1つを購入用、もう1つをiCloud関連で使っています。皆さんと同じように、私は1つで済ませたいと思っています。
Macworldの読者であるDebさんから、より良い解決策があるかもしれない関連する質問が寄せられました。彼女は数年前からGmailアドレスに紐づけられたApple IDを使っていました。ところが、娘さんが新しいApple IDでiPadとiPhoneを設定し、新しいiCloudアドレスを生成してしまいました。彼女はそのアドレスを使い続けるつもりはなく、これらをまとめて管理する方法があるのではないかと考えていました。
彼女はまだ iCloud アドレスを使用する Apple ID で購入を行っていないようなので、最も簡単な方法は iCloud アドレスを放棄し、macOS と iOS のどこにでも Gmail アドレスを使用してログインすることです。
Appleでは、Apple IDアカウントにメールアドレスを追加することはできますが、iCloudアドレスを統合することはできません。つまり、DebさんはiCloudアドレスに依存しているApple IDを削除し、そのアドレスをGmailのApple IDアカウントに追加することはできません。また、逆にGmailベースのApple IDを削除し、そのアドレスをiCloudベースのApple IDに追加することもできません。長年使い続けてきたGmailベースのApple IDに関連付けられた購入履歴やその他のデータが失われてしまうからです。
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著者: Glenn Fleishman、Macworld 寄稿者
グレン・フライシュマンの最新著書には、『Take Control of iOS and iPadOS Privacy and Security』、『Take Control of Calendar and Reminders』、『Take Control of Securing Your Mac』などがあります。余暇には、印刷とタイポグラフィの歴史に関する執筆活動も行っています。Macworldのシニア寄稿者で、Mac 911を執筆しています。