
Google は、オンプレミスで Microsoft の電子メール サーバーを実行している組織向けに、Gmail ベースの災害復旧および事業継続サービスを木曜日に開始し、Exchange の顧客を奪い取る積極的な戦略を継続しています。
Postini 部門が開発および提供する Google Message Continuity は、顧客の Exchange サーバー上のすべての電子メール アクティビティをクラウドベースの Gmail に複製します。
したがって、Exchange サーバーが予期せず停止した場合や計画メンテナンスのために停止した場合でも、エンド ユーザーは Exchange の資格情報を使用して Gmail にログインし、Gmail Web フロントエンド インターフェースを介して電子メール、連絡先、カレンダーに引き続きアクセスできます。
Exchange サーバーが復旧したら、ユーザーは Exchange サーバーと、そのサーバーにアクセスするために使用するクライアント アプリケーションに切り替えることができ、Gmail で実行されたすべての操作 (メッセージの読み取り、送信、削除、フォルダーへの保存など) が Exchange アカウントに反映されます。
クラウドベースのバックアップオプションとして機能することに加え、Google Message ContinuityはExchangeユーザーにGmailを体験してもらう機会を提供し、組織がGoogle Appsに完全移行する可能性を高めると、Postiniのプロダクトマーケティングマネージャーであるアダム・スウィドラー氏は述べています。「これはクラウドへの道を開くものです」と彼は述べています。
Google Message Continuity の料金は、新規のお客様ではユーザー1人あたり年間25ドル、既存の Postini のお客様ではユーザー1人あたり年間13ドルです。現在、このサービスは Exchange 2003 および Exchange 2007 でご利用いただけます。Google は、将来のリリースで Exchange 2010 への対応を検討しています。
登録後、Exchange管理者はドメインのメールエクスチェンジャレコード(一般的にMXレコードと呼ばれます)をPostiniシステムを指すように再設定する必要があります。これにより、Postiniは受信メッセージをオンプレミスのExchangeサーバーとGmailクラウドの両方に配信します。Google同期サーバーは、ExchangeとGmail間の継続的な双方向レプリケーションを提供します。
Postiniは、スパムやウイルスの検出とフィルタリング、メッセージのアーカイブ、メールの暗号化、Webトラフィックのセキュリティなど、様々なメールサービスを提供しています。同社のシステムは、2,100万人のエンドユーザーのために、毎日30億通のメールを処理しています。
Google は、Apps Migration for Exchange や Apps Migration for Outlook など、組織が Exchange および Outlook から Google Apps でホストされるコミュニケーションおよびコラボレーション スイートに移行するのを支援するツールをいくつか提供しています。
アプリは、Exchange、SharePoint、Communications Server、Live Meeting のホスト バージョンを含む Microsoft のクラウド ベースの Business Productivity Online Suite (BPOS) と直接競合します。
来年予定されているアップグレードでは、BPOS は Office 365 に名前が変更され、Office Web Apps も含まれるようになり、最上位オプションではフル機能の Office 2010 Professional Plus も含まれるようになります。