7
Apple、Black Hatセキュリティカンファレンスに登場

Apple は今週、Black Hat セキュリティ カンファレンスで同社初となるプレゼンテーションを行い、ハッカー コミュニティに iOS の内部を垣間見せる予定だ。

アップルの講演は木曜日に予定されており、ブルームバーグのジョーダン・ロビンソン記者が最初に報じた。アップルのプラットフォームセキュリティチームマネージャー、ダラス・デ・アトリー氏がプレゼンテーションを行う。

Black Hatのウェブサイトでは、このセッションについて次のように説明しています。「AppleはiOSプラットフォームをセキュリティを中核として設計しました。この講演では、Dallas De Atley氏が…iOSの主要なセキュリティ技術について解説します。」

しかし、デ・アトリー氏の登場は、iOSのセキュリティがますます脅威にさらされている時期に起こった。今月初め、ロシアのハッカーがOSの脆弱性を悪用し、一般ユーザーが無料でアプリ内購入を行える状態に陥った。その1週間前には、「Find and Call」アプリがトロイの木馬であることが明らかになり、ユーザーの連絡先やSMSメッセージをリモートサーバーにアップロードしていた。そして、近々リリースされるiOS 6には、数多くのセキュリティ強化が盛り込まれると予想されている。

ブラックハットのゼネラルマネージャー、トレイ・フォード氏はブルームバーグに対し、デ・アトリー氏の参加はカンファレンスにとって大きな成果だと示唆した。「要するに、アップルではマーケティング部門の承認なしに発言する人はいないということです」とフォード氏はブルームバーグに語った。「アップルはブラックハット2012に参加しますし、マーケティング部門も参加しています。」