私の数え方では、アプリメーカーのChilli XはApp Storeを通じてiPhoneとiPod touch向けの時計アプリを6種類以上提供しています。Chilli XのPhotoFrameをはじめとするこれらのアプリは、モバイルデバイスの画面全体を写真フレームと時計に変身させ、アラームや日付・時刻表示、その他様々な機能を備えています。
Chilli Xのアプリは画面スペースを非常に多く必要とするため、iPadとその大画面は開発者にとって見逃せない魅力的な機会となるだろうと思われるかもしれません。その通りです。Chilli XはiPad向けに「PhotoFramePlus」というアプリを提供する予定です。

Chilli Xは、このアプリを発表するブログ記事の中で、iPad版を「PhotoFrameの強化版」と表現しています。PhotoFramePlusは、デフォルトで時刻、日付、月間カレンダーを表示します。画面下部のバーをタップすると、カレンダーの年表示が開き、年を前後にめくることができます。
Chilli XはPhotoFramePlusに写真のセレクションを追加する予定ですが、iPadアプリにはご自身の写真を追加することも可能です。さらに、開発者はウェブサイトでさらに多くのセットを無料で提供していく予定です。
しかし、Chilli XはPhotoFramePlusに写真機能を追加するだけではありません。開発者によると、見た目だけでなく機能も刷新した画面を追加するとのことです。Chilli Xのブログに投稿された例では、10個の時計が画面上に表示され、それぞれに世界の異なる地域の時刻が表示されています。Chilli XはこのアプローチがiPadのマルチタスク機能の不足を補うための解決策になる可能性を示唆しており、ユーザーが音楽を操作したり、TwitterやRSSフィードをフォローしたりできる画面を構築する可能性を示唆しています。
Chilli XはPhotoFramePlusの価格をまだ設定していません。Chilli XのDave Hornsby氏からメールで聞いたところ、4.99ドルを予定しており、導入時には2.99ドルで提供する予定ですが、社内ではまだ検討中とのことです。4月3日のiPad発売時にはPhotoFramePlusはApp Storeに載っていない可能性がありますが、もしそうでない場合は、iPad発売直後にリリースされる予定だとChilli Xは述べています。