Native Instrumentsのサウンドエンジニアたちは本日、「史上最強のサンプラー」と謳うKontaktを発表しました。このサンプラーは多様な機能を搭載し、様々なスタイルとカテゴリーの3GB以上のサウンドを収録しています。

Kontaktは、リアルタイムのタイムストレッチとリシンセシス、グラフィカルなブレークポイント・エンベロープ、統合ループエディター、アナログモデリングフィルター、ビジュアル表示によるモジュレーションなど、数多くの高度な機能を備えています。インスタンスごとに最大256ステレオボイスを管理でき、エフェクト、フィルター、モジュレーションをワンクリックで追加できます。
Native Instrumentsによると、Kontaktに統合されたグラニュラー・リシンセシス・エンジンでは、ユーザーがピッチと長さを関連付ける必要がないとのことです。Kontaktには3つの異なるモードがあります。「クラシック」、「タイムマシン」モードでは、長さ、ピッチ、フォーマットをリアルタイムで操作できます。「トーンマシン」モードでは、サンプルに演奏可能なピッチが刻み込まれ、キーボード全体で同じ長さが維持されます。
Native Instrumentsによると、フィルターセクションには、アナログのローパス/ハイパスフィルターからエキゾチックなサウンドデザインフィルターまで、14種類のフィルターが搭載されています。また、EQ、ウェーブシェイパー、ディレイ、リバーブなど、ミックス内で楽器の位置を調整するためのインサートエフェクトとセンドエフェクトも多数用意されています。
Kontaktの3GBサウンドライブラリには、アコースティックピアノ、ドラム、パーカッション、ベース、ギター、ビンテージ楽器などが含まれています。このコレクションはYellow ToolsとNative Instrumentsによって制作されました。5枚のサンプルCDが付属しています。また、AKAI CDやその他の一般的なフォーマットのインポートも可能です。
Kontaktは、VST 2.0、DXi、DirectConnect、MASプラグインとして使用できます。また、ASIO、DirectSound、MME、SoundManager、FreeMIDI、OMSもサポートしています。Macのシステム要件は、G3/300MHz以上、128MBのRAM、Mac OS 8.6以上です。
Kontaktは2002年4月に発売予定です。まずPC版が発売され、その後数週間以内にMac版も発売される予定です。ソフトウェアの推奨小売価格は399ドルです。