
Avidは木曜日、初のiPadアプリケーション「Avid Scorch」を発表しました。Avid独自の楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」と同じエンジンを搭載したScorchでは、既存のSibeliusファイルをインポートしたり、アプリ内ストアから楽譜を購入・ダウンロードしたりできます。
Scorchは、楽譜ライブラリ全体を持ち運べるだけでなく、リアルタイムでカスタマイズすることも可能です。再生機能を使えば、楽譜を聴いて、難しいパッセージを練習するために速度を落としたり、楽譜をその場で移調したりできます。例えば、トランペットではなくフルートの音色を試聴したり、楽譜をギタータブ譜に変換したりすることも可能です。Scorchにはミキサーが内蔵されており、ミックス時に楽器の音量を調整できます。
作曲家、編曲家、プロのミュージシャン、そして教育市場をターゲットとしたScorchは、フルスクリーンの譜面台モードを搭載しており、画面をタップするかBluetoothフットスイッチで譜面をめくることができます。譜面の色や質感、フォントもカスタマイズできるため、視覚障害や失読症のあるミュージシャンにも役立ちます。
Scorchストアでは15万件以上のダウンロード数を誇ります。アプリ内ストアでは、個々のタイトルが無料から10ドルで販売されており、Hal Leonardなどの大手出版社のタイトルも多数あります。ギタータブ譜は1ドル、ピアノ/ボーカル/ギターのアレンジ譜は4ドルといった価格帯が一般的です。Sibeliusmusic.comでアカウントを作成し、他のScorchユーザーに楽譜を販売することも可能です。
Avid Scorch は現在 App Store から 5 ドルの導入価格で入手できます。7 月 31 日には価格が 8 ドルに上がります。