
あっという間でしたね。Valveが大ヒットゲーム製品をMacに移植するかもしれないという「証拠」をゲーマーたちが発見し、Valve自身も先週そのことをほのめかしていましたが、ついに公式発表がありました。ValveがMacに大々的に進出するのです。
Valveは月曜日のプレスリリースで、同社のゲームエンジン「Source」であるSteamと、同社の人気タイトルの一部が4月にMacで利用可能になると発表しました。ローンチ時に利用可能となるValveのライブラリには、『Left 4 Dead 2』、『Team Fortress 2』、『Counter-Strike』、『Portal』、『Half Life』シリーズなどが含まれます。
Valve はまた、ゲームのライセンスはプラットフォームを越えて使用できると発表しました。そのため、PC 用に購入したゲームは、追加料金なしで Mac でも動作します。
Valve は、Windows 向けゲームマーケットプレイスとして大人気の Steam を Mac にも導入する予定で、サードパーティの出版社も参加しているようです。
「2,500万人のSteamクライアントに1,000以上のゲームを提供しているSteamパートナーは、Mac対応を大変喜んでいます」と、Valveのビジネス開発ディレクター、ジェイソン・ホルトマン氏は述べています。「Mac版SteamworksはすべてのSteamworks APIをサポートし、Steam Playという新機能を追加しました。これにより、MacまたはWindows版をご購入いただいたお客様は、他のプラットフォームでも無料でプレイできるようになります。例えば、Steam PlayをSteamクラウドと組み合わせることで、職場のPCでプレイしていたゲーマーが、帰宅後、自宅のMacで同じゲームを再開することができます。多くの開発者やパブリッシャーがSteam Playを活用することを期待しています。」
これは、Boot Campの使用やWindows PCの完全独立構築に慣れたMacゲーマーにとって朗報となるでしょう。Valveは、エミュレーションだけでは優れた体験が得られにくいため、ネイティブ開発ソリューションを採用することにこだわったと述べています。また、同社は近日発売予定のPortal 2の続編が、Mac OS XとWindowsで同時にリリースされる初の公式リリースとなることも発表しました。