編集者注: 以下の記事は PCWorld.com から転載したものです。
ディスプレイの違いは計り知れません。Amazon Kindle DX(Graphite)という第二世代の大判電子書籍リーダーを起動しただけで、Amazonが謳う「前モデルよりもコントラストが向上」という主張が真実であることが分かりました。新型Kindle DX(380ドル、2010年7月9日時点の価格)のE-Inkディスプレイは、確かにコントラストが大幅に向上しており、くっきりとした文字の鮮明さ、そしてグラフィックや文字の黒がより深くなっていることからもそれが分かります。
実際、黒は真の黒に見えます。比較すると、初代Kindle DXの黒はくすんで灰色に見えます。Kindle DX(Graphite)の文字は、この並べて見た写真でわかるように、ページから飛び出しているように見えます。残念ながら、文字が暗いため、少なくともデフォルトの3番目のフォントサイズでは、Kindle DX(Graphite)のデフォルトの、そして唯一のテキストフォントのジャギーがよりはっきりと見えます。Kindle DX(Graphite)のE-Inkディスプレイの背景は、前モデルよりも明るく、より単色です。初代Kindle DXの背景は模様があり、非常に新聞紙のような模様に見えますが、新しいGraphiteバージョンは色が薄く、模様もそれほどはっきりしていません。

Kindle DXの新しい外観も注目に値します。本体はダークグレー(「グラファイト」)の筐体に収められており、初代Kindle DXとKindle 2のオフホワイトの筐体とは対照的です。個人的には、よりダークな筐体の方が好みです。このモデルは明らかにディスプレイも優れていますが、全体的に見て、電子書籍リーダーの周囲にダークな枠があることで読書体験が向上していると感じています。Barnes & Noble NookやKindle 2など、ほとんどの電子書籍リーダーはライトカラーですが、私が使用した中でライトとダークの2種類がある機種(Aluratek Libre eBook Reader Pro、Spring Design Alex eReader、そして今回のKindle DX)の中では、ダークカラーの方が常に目に優しい読書体験を提供してくれます。
AmazonによるKindle DXの改良点(直射日光下でのパフォーマンスも含む)が、どれほどのインパクトを与えたのかを真に測るため、今週末はKindleを抱きしめながら、想像力を掻き立てる充実した時間を過ごそうと思っています。それまでの間、画面の細部までじっくりと見てみたいと新しいGraphite版の購入をためらっていた方も、もう待つ必要はありません。一目見ただけで、その素晴らしさに驚かされます。