NetBootイメージを使ってMacを起動する方法についての記事で、NetBootイメージを使うとMacを再起動するたびにセットアッププロセスを実行する必要があることを覚えているかもしれません。一見すると無駄に思えますが、この機能を、変更する必要のないデフォルトイメージと、NetInstallサーバーでホストされているユーザーアカウントとホームフォルダと組み合わせて使用すれば、そうではありません。
最後の 2 つの NetInstall エピソードでは、ネットワーク ホーム フォルダと Open Directory ユーザー アカウントで NetBoot サービスを使用します。
最初のステップ
始める前に、サーバーにOpen Directoryを設定しておく必要があります。これはプロファイルマネージャの入門編で説明しましたので、ここでの次のステップに進む前にそちらを確認してください。Open Directoryの設定が完了したら、こちらに戻って続きをお読みください。
NetBoot サービスが期待どおりに機能するには、ユーザーのホーム フォルダをローカル ハード ドライブ上に設定せず、ネットワーク上で利用できるようにサーバー上に設定する必要があります。
ネットワークホームフォルダは、Serverアプリのファイル共有サービスを使用して設定されます。他の共有ネットワークフォルダと同様に共有フォルダですが、Serverアプリではユーザーアカウントの作成時に、ユーザーのホームフォルダを作成する場所としても利用できます。
ネットワーク ホーム フォルダを設定するには:
- サーバー アプリを開き、必要に応じてディレクトリ管理者として認証します。

- サーバー アプリのサイドバーでファイル共有サービスを選択します。
注: NetInstall サービスを既に使用しているため、ファイル共有はすでにオンになっており、[共有フォルダー] フィールドに共有フォルダーが表示されます。
- [共有フォルダー] フィールドの下の + をクリックします。
- ユーザーのホーム フォルダーを保存するサーバーのハード ドライブ上の場所を選択し、「Network Homes」という新しいフォルダーを作成します。

- ネットワークホームフォルダを選択します。
- [選択]をクリックします。
共有フォルダのリストにネットワークホームが表示されるはずです。次に、このフォルダをネットワークホームフォルダとして使用するための設定を行います。
- 共有フォルダリストで「Network Homes」フォルダをダブルクリックします。このフォルダは既にSMBとAFPで共有されていることに注意してください。
- 「ホーム ディレクトリを上書き」というボックスにチェックを入れ、メニューに SMB と表示されていることを確認します。
- 求められた場合は、ディレクトリ管理者として認証します。
- [OK]ボタンをクリックします。
これらの手順が完了すると、ローカル ネットワーク ユーザー アカウントを作成するときに、ネットワーク ホーム フォルダーがホーム フォルダーの場所として使用できるようになります。
ネットワークホームフォルダを持つローカルネットワークユーザーアカウントを作成する
ネットワーク ホーム フォルダの場所を設定したので、次はネットワーク ホーム フォルダを持つユーザー アカウントを作成します。
- Server アプリのサイドバーで [ユーザー] を選択します。
- [ユーザー] メニューから [ローカル ネットワーク ユーザー] を選択します。

- [ユーザー] ウィンドウの下部にある+ボタンをクリックします。
- パスワードを含む新しいアカウントの情報を入力します。
- [ホーム フォルダー] メニューをクリックし、[ネットワーク ホーム] を選択します。

- [作成]をクリックします。
ホーム フォルダーが作成されたことを確認するには:
- サーバー アプリのサイドバーで [ファイル共有] をクリックします。
- [ネットワーク ホーム] をダブルクリックします。
- フォルダー名の横にある参照ボタンをクリックします。
- ユーザーのホーム フォルダーがネットワーク ホーム フォルダーに表示されることを確認します。

次に、ユーザーがネットワーク ホーム フォルダを使用してログインできるように NetBoot サービスを設定します。