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Kindle DXは画面が大きく、価格も高騰

Amazonは本日、Kindleのラインナップに新しいKindle DXを追加しました。このKindleは、KindleおよびKindle 2と同じ電子インク技術を採用した9.7インチ画面を搭載し、印刷されたページと同じくらい読みやすいと言われています(ただし、バックライトは搭載されていないため、暗い部屋で読書をする場合は、やはりItty Bitty Book Lightが必要になります)。489ドルのKindle DXには、通常のKindleの機能に加えて、3つの大きな機能(契約不要のワイヤレス接続と、約27万冊の書籍、新聞、雑誌、ブログを含むAmazonライブラリへのアクセス)が追加されています。

まず、PDFのネイティブサポートです。新しい大型画面のおかげで、Kindle DXでPDFを閲覧する際にズームやパン操作をする必要がなくなり、AmazonのPDF変換プロセスも不要になります(Kindle 1および2ユーザーは、PDFをAmazonに送信し、旧型のKindleデバイスで読めるように変換する必要はありますが)。

さらに、iPhoneと同様に、Kindle DXを回転させると画面も回転します。これは、横長の文書や大きな写真、地図などをより快適に閲覧できるようにするためのものです。

新デバイスはストレージ容量も拡大しました。Kindle 2は2GBの内蔵ストレージを搭載し、約1,500冊の書籍を保存できます。Kindle DXは4GBの内蔵ストレージを搭載し、最大3,500冊の書籍を保存できます。

Amazonはまた、Kindle DXの出荷開始時に教科書のKindle DX版を提供するために、大手教科書出版社3社(ピアソン、センゲージ、ワイリー)と提携したことを発表しました。5つの大学がキャンパス内でKindle DXの試験運用を行うことに合意しているため、アリゾナ州立大学、ケース・ウェスタン・リザーブ大学、プリンストン大学、リード大学、またはバージニア大学ダーデン経営大学院の学生であれば、この秋にはKindle DXを手にしているかもしれません。

Amazonはニューヨーク・タイムズワシントン・ポストボストン・グローブと提携し、各紙のKindle DX版を特別価格で提供していますが、価格はまだ発表されていません。ただし、この価格は、各紙の宅配エリア外にお住まいのお客様のみが対象となります。

これらすべてがたった489ドルという低価格で手に入ります。Kindle DXは今年の夏に発売予定です。確かに、一部の人が予想していたほど安くはありませんが、そもそもデバイスの価格設定に満足する人なんているのでしょうか?