IBMはMacworld Expoで、ソーシャルカレンダーWebサイトとの統合機能を備えた新バージョン「Lotus Notes 8.5」を発表しました。また、ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシート機能を備えた無料の生産性向上ソフトウェアスイート「Lotus Symphony」のベータ版もリリースしました。
Lotus Notes 8.5は、IBMの企業向けコラボレーションソフトウェアの最新リリースです。この新リリースでは、よりユーザーフレンドリーなルックアンドフィールが採用され、チームルーム、インスタントメッセージ、ToDoリスト、カレンダーなどのコンテンツへのリンクなど、より少ないクリック数でコラボレーションツールを操作できるようになりました。
IBM によれば、Notes 8.5 では Google、Yahoo、その他多くの「パブリック インターネット カレンダー」との統合も採用されており、Notes ユーザーは Notes ユーザー以外のユーザーとコンテンツを共有できるという。
また、アップデートされた iNotes 8.5 では、電子メールのメモに住所をマップする機能などの機能が統合されており、Notes ライセンスを持つユーザーは誰でも Safari Web ブラウザを使用して Notes にアクセスできます。
Lotus SymphonyはIBMの長年にわたる統合ソフトウェアアプリケーションで、今回初めてMacで利用可能になりました。1.2 Macベータ版はIBMのウェブサイトから無料でダウンロードできます。

Symphonyは、ワードプロセッサとスプレッドシートおよびプレゼンテーションソフトウェアを組み合わせたソフトウェアです。OpenDocument Format(ODF)をサポートし、PDF形式でのファイルのエクスポートも可能です。このソフトウェアはOpenOffice.orgをベースにしていますが、IBM Lotusテクノロジーも採用しています。
Lotus Notes 8.5のMac版リリースがWindows版リリースと同時期に行われたことは特筆に値します。IBMはこれまでMac版Lotus NotesのリリースをPC版リリースより大幅に遅らせてきたため、Mac中心のIT部門にとっては喜ばしい出来事と言えるでしょう。(PC WorldのStan Erhart氏に感謝申し上げます。)
Lotus Symphony ベータ版のシステム要件には、OS X 10.5 以降を実行する Intel ベースの Mac、540 MB のハードドライブ空き容量、および 512 MB の RAM が必要です。
太平洋標準時午前11時52分に更新され、Lotus Notes 8.5のOS XとWindowsでの同時リリースに関する情報が追加されました。