
Mercury Softwareは、日英バイリンガル辞書ユーティリティ「TSM Passport 3」をリリースしました。Passportは、OS 9の日本語言語キットにバンドルされている入力メソッド「ことえり」と連携し、両言語間の翻訳を可能にします。
バージョン 3 では、Unicode 入力、拡張された 100,000 語の辞書、6,500 文字の「KanjiBase」(日本語漢字参照辞書)、および選択した単語を検索するための新しいコンテキスト メニューがサポートされるようになりました。
マーキュリーは、ワイヤレスデバイス向けのiMode/WAP対応和英辞書「Passport i」のプレリリース版も公開しました。マーキュリーソフトウェアジャパンのイアン・ショートリード氏がMacCentralに語ったところによると、iModeは今年後半に米国と欧州で展開されることから、同社はPassport iを多言語フレーズ集、辞書、語学学習ツールなどへと拡張する計画を発表しました。
Passportは、QuickTimeコンポーネントアーキテクチャ(Unicode経由でOS Xにスムーズに移行できるすべての入力メソッドと同様に)上に構築されており、双方向の英日/日英辞書と、漢字の日本語と中国語の読み方を網羅した完全な漢字参照辞書に加え、他の日本語辞書への参照も多数備えています。入力メソッドであるため、日本語または英語で入力すれば、どこからでも対応する意味を取得できます。これがQTコンポーネントアーキテクチャとアプリケーションの違いです。Passportは、すべてのアプリケーションと連携して動作するグローバルリソースです。
「ブラウザの例に戻ると、Netscapeで日本語の単語や漢字を選択すると、その意味が瞬時に分かります」とショートリード氏は述べた。「これもまた、日本語と英語を母国語としない学習者にとって非常に便利です。」
TSM Passport 3のデモ版はMercuryのウェブサイトから入手できます。デモインストーラーは、オンライン購入または以前のバージョンからのアップグレード(39.95米ドル)に対応しています。