
匿名を希望する読者から、私が推奨したAutomatorのワークフローがLionで動作しないという苦情が寄せられました。彼はこう書いています。
Automatorのワークフローを使ってToDo項目をどこでも作成してみましたが、LionとiCalではうまく動作しないようです。Automatorで「実行」をクリックするとウィンドウはポップアップ表示されるのですが、リマインダーの名前を入力して「続行」をクリックすると、「アクションのプロパティを確認して、ワークフローをもう一度実行してください」というエラーが表示されます。何が起こっているのでしょうか?
ちなみに、このワークフローを使えば、Finderを含むどのアプリケーションでもキーの組み合わせを押すだけでiCalのリマインダーを簡単に設定できます。iCloudが導入されるまでは非常にうまく機能していましたが、導入後は一部のユーザーにとって扱いにくくなりました。さて、解決策に移りましょう。
アクションのプロパティを確認するように指示するエラーが表示されたら、まさにその通りにしてください。このワークフローの場合、Automatorウィンドウの下部に表示されるログには、「カレンダー名(nameofcalendar)はタスクをサポートしていません」という理由でワークフローが失敗したことが示されています。これが問題です。
iCalを起動して、ワークフローで選択したカレンダーにリマインダーを作成しようとしても、Automatorのメッセージにあるように、iCalはリマインダーをサポートするカレンダーがないと判断し、同様に失敗します。これを確認するには、「表示」→「リマインダーを表示」を選択し、「リマインダー」の横に表示される小さな三角形をクリックします。カレンダーが表示されない場合は、リマインダーを有効にする必要があります。
一つの方法は、iCloudカレンダーの同期をオンにすることです。iCloudシステム環境設定を開き、「カレンダー」の横にあるボックスにチェックを入れます。そうしてiCalを開くと、「リマインダー」の下に少なくとも「仕事」と「自宅」のカレンダーエントリが表示されるはずです。
カレンダーをiCloudと同期したくない場合は、iCalで「ファイル」→「新規リマインダーリスト」を選択し、サブメニューからリマインダーを添付するアカウント(例えば、カレンダーを追加したGmailアカウント)を選択します。リマインダーを添付できるカレンダーを作成したら、ワークフローでこれらのカレンダーのいずれかを選択するだけで、iCalは再び正常に動作するようになります。