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「Quill」バイオメカニカルマウスがMacに登場

トーベイ・ホールディングスは、世界初のバイオメカニクス・コンピュータマウスとなる「Quill」を発表しました。Quillには、労働安全衛生局(OHSA)のオフィス人間工学安全ガイドラインに準拠したソフトウェアが搭載されます。このソフトウェアは、疲労を軽減するために、ユーザーに定期的な休憩を促すものです。

クイルマウス

トーベイ・ホールディングス社によると、クイル自体のデザインは、ユーザーの手をニュートラルな位置に保持することで、腕から手まで伸びる正中神経の過伸展を防ぐのに役立つとのことです。正中神経の過伸展は疲労や痛みを引き起こす可能性があります。同社によると、クイルはユーザーが握手のような「生体力学的負荷の低い姿勢」を維持できるようにします。

Quillは3月上旬に発売予定で、Mac対応となります(Mac OS Xでも動作しますが、OHSA準拠のソフトウェアは現時点では従来のMac OSのみに対応しています)。OHSA機能はオプションで、2時間ごとに15分間の休憩を取るようユーザーに促します。この機能は、手根管症候群(CTS)、反復性運動障害、累積外傷性疾患などの症状を軽減または予防することを目的としています。

トーベイ・ホールディングスのCEO、トム・ラージ氏によると、特にプロのMacユーザーはグラフィック重視で、マウスを頻繁に使用するため、リスクが高いとのことです。さらに、Quillソフトウェアには、2月28日にリリース予定の「正中神経チャレンジ」機能が搭載されます。左利き用と右利き用の両方が用意されるこの「正中神経チャレンジ」では、CTSによる上肢損傷で低下する正中神経の可動性をユーザーが自己評価できます。