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RIM、PlayBookでAndroidアプリを許可へ

リサーチ・イン・モーションは木曜日、同社のPlayBookタブレットのユーザーがAndroidおよびJavaアプリケーションを実行できるようになると発表した。

この機能は、PlayBook に対して頻繁に寄せられる批判の 1 つである、予想されるアプリケーションの不足に対処するものです。

「これでアプリの問題は完全になくなる」と451グループのアナリスト、クリス・ヘイゼルトン氏は語った。

4月19日に発売されるPlayBookには、BlackBerry JavaアプリとAndroid 2.3アプリのランタイム環境を提供する2つのオプション「アプリプレーヤー」が搭載されます。これらのプレーヤーを使用すると、ユーザーはBlackBerry App WorldからBlackBerry JavaアプリとAndroidアプリをダウンロードできます。

ただし、これらのアプリケーションはPlayBookアプリプレーヤーでは自動的には動作しません。RIMによると、開発者はアプリをタブレットOS上で動作させるために「迅速かつ容易に」移植する必要があるとのことです。

また、アプリを再パッケージ化し、コード署名して、App World に提出し、承認を受ける必要があります。

ヘイゼルトン氏は、これらのハードルが開発者にとってそれほど面倒なものになるとは考えていない。「これはAndroid開発者にとって良いことです。彼らは別のデバイスをターゲットにできるからです」と彼は述べた。

すでに20万本ものアプリケーションを開発しているAndroid開発者にPlayBookを開放することで、このタブレットの魅力はより高まるため、BlackBerryは開発者にとって開発プロセスを容易にするために尽力すると同氏は述べた。RIMは開発環境の難しさを批判されてきたが、最近改善しており、今回の発表もその改善を継続するはずだと同氏は述べた。

RIMによると、アプリプレイヤーはPlayBook上の「セキュアサンドボックス」内で実行される。通常、ソフトウェアメーカーはサンドボックス技術を用いて、ハッカーがデバイスの他の部分にアクセスするのを防いでいる。あるプログラムのバグによってハッカーがデバイス上の他のプログラムやデータにアクセスできないため、データは保護される。

RIMは既に、PlayBookで同様の方法でデータをサイロ化し、仕事用のメールとGmailやYahoo!などの個人用メールアカウントを分離しているという説明をしているとヘイゼルトン氏は述べた。「これは同じアプローチのように思えます」と彼は言った。

RIMはまた、BlackBerry Tablet OS上でC/C++アプリケーション開発を可能にするPlayBook用のネイティブSDK(ソフトウェア開発キット)をリリースすることで、開発者がPlayBookアプリをより簡単に構築できるようにする計画もあると述べた。