
Mac版iWorkとiWork.comのアップデートに関しては、Appleからの情報はあまり耳にしません。しかし水曜日にAppleはiWork Update 5をリリースしました。このアップデートでは、Mac版iWork '09スイートとiWork.comの両方に多数の新機能と修正が追加されています。また、iPhoneとiPod touch向けのKeynote Remote 1.2もリリースされました。
正式にはiWork 9.0.5と呼ばれるこの67.06MBのアップデートでは、iWork.comのパブリック共有とプライベートアップロードのオプションが、スイートに含まれる3つのアプリ(Numbers、Pages、Keynote)それぞれに追加されます。Appleは3月にiWork.comサイトでパブリック共有オプションを実装しましたが、今回のアップデートではiWorkアプリの共有ダイアログにこれらのオプションが組み込まれています。
iWork アップデート 5 の新機能として、アップロードした Keynote プレゼンテーションを iWork.com で再生したり、他のウェブサイトに埋め込んだりできるようになりました。Safari の最新バージョンをご利用であれば、マジックムーブ、キューブ、ドロップ、フリップ、スケール、ピボットなど、15 種類以上の Keynote アニメーションとエフェクトがサポートされています。Keynote で別のアニメーションを使用している場合、iWork.com のアニメーションは Safari ではディゾルブとして、他のブラウザや古いバージョンの Safari では表示/非表示として表示されます。
AppleはiOSデバイス上のiWork.comのユーザーエクスペリエンスも向上させたと発表しましたが、具体的な内容はそこまでです。また、iWork 9.0.4アップデートで導入されたePub形式でPagesからドキュメントをエクスポートしていた方は、今回のアップデートで読みやすさが向上するはずです。ただし、Numbersを愛用している方は、今回のアップデートをあまり気にしなくても良さそうです。
Keynote Remote 1.2 では、Apple はついに iPhone 4 の Retina ディスプレイと iOS 4 のマルチタスクのサポートを追加し、プレゼンテーション中の接続、プッシュ通知、SMS の処理も改善しました。
iWork Update 5 はソフトウェア・アップデートまたは Apple のサポート ダウンロード サイトから入手できます。一方、Keynote Remote 1.2 は iOS 4.2.1 以降を実行しているデバイス用の App Store から入手できます。