AppleがMac OS X 10.5 LeopardでMailにステーショナリー機能を導入して以来、JumsoftやEquinuxといった一部の企業が、Appleの限られた選択肢に少しだけバリエーションを加えたアドオンステーショナリーパックを提供してきました。そして今、Equinuxはさらに一歩進んで、Mail用のステーショナリーを自分でデザイン・カスタマイズできる新ツール「Mail Designer」を発表しました。

Mail Designerには、独自のテンプレートがいくつか付属しているほか、ゼロから作成したい場合に備えて空白のキャンバスも用意されています。レイアウト、グラフィック、テキスト編集ツールが豊富に用意されており、3列のプロモーションブロック、グラフ、テクスチャ付き背景、バナーなどを追加できます。
Mail Designerは「メールテンプレート版のiWeb」と言えるでしょう。ドラッグ&ドロップ操作だけで、ブランド化された企業案内、イベント招待状、セール情報、家族向けニュースレターなどを作成できる、非常にパワフルなツールです。完成したメールテンプレートは、Mailアプリに保存しておけば、新しいメッセージステーショナリーツールから簡単にアクセスできます。
メディアブラウザにはMac OS XのiLife統合機能が組み込まれており、iPhotoやApertureから写真を簡単にレイアウトにドラッグできます。また、レイアウトにプレースホルダを配置すれば、Appleのデフォルトのステーショナリーと同様に、Mailでテンプレートを使って新規メッセージを作成する際に、必要な写真をドラッグして配置できます。
Mail Designerの無料トライアルは、Intel MacでMac OS X 10.5.8以降をご利用の場合にご利用いただけます。Mail DesignerでMailの文房具のインスピレーションを解き放つと、ライセンスは70ドルからご利用いただけます。
著者: David Chartier、Macworld 寄稿者
デビッドは2005年からAppleとその製品を最大限に活用する方法を取材してきました。現在はフリーランスの技術ライターとしてFiner Things in Techを運営し、DavidChartier.comで自分の考えを書き留め、時折アメリカの偉大な技術小説のアウトラインを書き始め、またもう一度ブリッケンリッジでスノーボードを楽しむ機会もあるかもしれません。