8
安価なリフレクターリグの作り方

リフレクターはポートレート撮影の強い味方です。2点照明のような美しい仕上がりを、2台目のフラッシュを買わずに実現できます。(適切な照明設定とより良いポートレート撮影のヒントについては、7月の「デジタルフォト」コラムをご覧ください。)

リフレクターの問題は、手が足りないと位置調整が難しいことです。裕福な写真家なら、Photoflex LiteDiscホルダーのような専用リグに投資するかもしれません。これを使えば、LiteDisc(あるいは使用するリフレクターの種類を問わず)を様々な角度に簡単に配置できます。しかし、これらのアクセサリーは安くはありません。単体で約60ドルかかります。

しかし、自分でリグを作れば、同じ作業をはるかに少ない費用で実現できます。必要なものは以下のとおりです。

  • 18インチ×18インチにカットされたフォームコアまたは丈夫な白い段ボール
  • 2つのAクランプ
  • ライトスタンド
  • フレーミングショップは、安価なフォームコアの入手先として最適です。端材があるかどうか聞いてみてください。無料で四角いものを分けてくれることもあります。A型クランプは、近所のホームセンターで手に入ります。私のお気に入りはPony 3201クランプです。特徴的なオレンジ色のハンドルですぐに見つけられます。1個あたり約3ドルで、その価値は十分にあります。実際、とても便利なので、4個購入することをお勧めします。

    ライトスタンドはオンラインで30ドル程度で購入できます。もしそこまで投資したくないなら、スワップミート、ガレージセール、クラシファイド広告などを探してみましょう。使えるライトスタンドはたいてい10ドル以下で見つかります。つまり、今回の機材にかかる総投資額は25ドル以下です。Ponyクランプとライトスタンドは、他にも様々な撮影に活用できます。

    リグの構築

    リフレクターリグの組み立ては約30秒で完了します。ライトスタンドの脚を伸ばし(写真1)、中央のポールの中央部分を約1.8メートルまで引き上げます。ポールの上部にA型クランプを1つ取り付け、クロスピースとして機能します。次に、写真2に示すように、もう1つのA型クランプでリフレクターをクロスピースに固定します。

    中央のポールを上下に伸ばすことで、リフレクターの高さを調整できます。リフレクターは、モデルの顔に光が反射するように配置してください。リフレクターの垂直角度を変更する必要がある場合は、リフレクター下部近くのポールに3つ目のポニークランプを追加します。必要に応じて、クランプをリフレクター側に回転させ、ボードの下部をスタンドから離します。

    風が吹いてきたら、4つ目のポニークランプ(写真3)を使ってリフレクターの下部を固定することで、リフレクターのセットアップを安定させることができます。上部の2つのクランプと同じように固定します。ライトスタンドの脚の1つにカメラバッグを載せれば、セットアップが倒れるのを防ぐことができます。

    撮影が終わったら、スタンドからリフレクターを取り外し、センターポールを折り畳み、脚を折り畳んで、紛失しないようにポニークランプをライトスタンドに取り付けます。

    [ デリック・ストーリーは、O'Reilly Media が発行する 『 Digital Photography Hacks 』 の著者です。 ]