Grocery Gadgetは2008年にApp Storeに登場して以来、モバイルアプリを使って買い物リストを管理するユーザーから絶賛されてきました。しかし、開発元のFlixoftは、この5ドルのアプリが多くのユーザーにとって常に上位にランクインし続けるような新機能をまもなく導入する予定です。

現在のバージョン(Grocery Gadget 2.1.3)では、買い物をするお店の整理方法に合わせてリストを並べ替えることができます。また、リストをウェブサイトに同期することも可能で、同じ世帯の複数のユーザーが買い物リストを管理できます。
次のメジャーアップデートでは、プッシュ通知が追加され、リスト共有機能がさらに強化される予定です。Grocery Gadget 3.0を使えば、妻が私にプッシュ通知を送って、お店でパンを買うようにリマインドしてくれるようになります。しかも、私が確実にメッセージを受け取れるように、通知時にブザー音を鳴らすオプションも用意されているので、スーパーで流れているBGMを聴いていても、通知が聞こえてきます。
Grocery Gadgetの次期バージョンでは、プッシュ通知だけが新機能ではありません。3.0アップデートでは、複数の店舗に対応し、横向きでリストを閲覧できるようになります。iPhone 3GSユーザーは、端末内蔵カメラでバーコードをスキャンし、店舗にいる間にGrocery Gadgetが商品情報を検索できるようになります。(Flixoftは、将来のリリースでこの機能を3G iPhoneにも追加する予定です。)
マルチプラットフォーム対応も間もなく開始されます。FlixoftはBlackBerryとAndroid向けのGrocery Gadgetを近々リリースする予定で、複数のスマートフォンをお持ちの家庭でもまもなくリストを同期できるようになります。
「私たちは[Grocery Gadget]をアプリとして語っているわけではありません」と、Flixoftの社長兼CTOであるアントリイ・ババエフ氏は、Macworld Expoでバージョン3.0の機能を実演しながら語った。「私たちはこれをソリューションとして、つまり買い物のあらゆるステップをサポートする究極のソリューションとして売り込んでいます。」
そのため、Grocery Gadgetの機能を補完し、アプリケーションスイートを構築するFlixoftアプリがさらに開発中です。現在ベータ版のCoupon Gadgetは、手元にあるクーポン、期限切れが近いクーポン、必要なクーポンなどを管理するのに役立ちます。Recipe Gadgetはレシピ管理ツールで、Barcode Gadgetは商品の栄養情報などのデータを検索できます。