スマートフォンの使用習慣についてあらゆる細かいことを質問する可能性が最も高い企業として選ばれた ChangeWave Research が、最新の消費者調査の結果を発表しました。

チェンジウェーブは3月に携帯電話所有者4,292名にインタビューを行い、Palmが近日発売予定のスマートフォン「Pre」の発表と、AppleがiPhone OS 3.0で披露した機能に対する反応を尋ねました。今後90日以内にスマートフォンを購入する予定があると回答した消費者の割合は(2008年12月の調査と比較して)わずかに減少したものの、それでもAppleが記録した中で3番目に高い数値でした。
スマートフォン購入予定者におけるAppleのシェアは、2008年12月の調査以降、横ばいの30%で推移し、RIMの37%を下回っています。これは、2008年6月(iPhone 3G発売前)の調査でAppleが56%だったことを考えると、大幅な減少です。しかし、最近発表されたiPhone 3.0の機能によってAppleは追い風を受けているようです。調査対象者の20%が、iPhone 3.0の機能によってiPhoneを購入する可能性が高まったと回答しています。
AppleのiPhone 3.0プレゼンテーションの大部分は開発者向けの機能に重点が置かれ、デモされたエンドユーザー向け機能は必ずしも目新しいものではなかったことを考えると、これはかなり大きなインパクトと言えるでしょう。カット&ペーストのサポートは歓迎すべきものですが。これは、iPhoneの強みは強力なサードパーティ製アプリケーションサポートを備えたプラットフォームにあることを消費者が認識し始めたことを示唆しているように思います。初代iPhoneの発売から2周年を迎えるにあたり、Appleは競争の激化に直面しながらも、モバイルデバイスの魅力を消費者に提供し続けているようです。
ChangeWaveは、消費者にワイルドカード質問も投げかけました。スティーブ・ジョブズ氏がAppleのCEOを辞任した場合、購買決定に何らかの影響があるかどうかを尋ねたのです。80%というかなりの数の回答者が全く影響がないと回答し、Apple製品を購入する可能性が低くなると答えたのはわずか9%でした。後者の数字は、2008年9月にこの質問が行われた時点(当時は74%がジョブズ氏の辞任は影響がないと回答)で5%減少しました。1月、ジョブズ氏は健康上の問題に対処するため、6ヶ月間の休職を発表しました。
これはアップルにとって良い兆候であり、ジョブズ氏の自主的な休職中、ティム・クック氏とアップル経営陣の残りのメンバーが会社をうまく舵取りしてきたと世間が信頼していることを示している。