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Office 2011のアップデートでセキュリティと安定性が向上

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Office 2011 のリリースから 2 週間後、Microsoft は最新バージョンのオフィス生産性スイートのセキュリティと安定性を向上させることを目的としたアップデートをリリースしました。

Microsoft Office for Mac 2011 14.0.1 アップデートのリリースノートによると、このリリースでは、最新バージョンの Office における「重大な問題」が修正されており、スイートのコンポーネントが応答を停止したり、予期せず終了したりする可能性があるとのことです。また、Microsoft によると、このアップデートでは、攻撃者が悪意のあるコードでコンピューターのメモリの内容を上書きする可能性のあるセキュリティ上の脆弱性も修正されています。

14.0.1アップデートにおけるパフォーマンスと安定性の向上について、同社は、Microsoft Office SharePoint Serverへの接続にフォームベースの認証が追加され、ユーザーが入力するHTMLフォームを通じてユーザー認証情報を送信できるようになったと述べています。また、Office for Macアプリケーションからコピーした画像をChemDrawにコピーし直す際に編集できるようになりました。以前は、分子エディターにコピーした画像はロックされていました。

Excel for Mac 2011では、マクロが有効になっている場合にスプレッドシートプログラムがクラッシュするのを防ぎ、関連データに変更が加えられた際にセルが更新される問題を修正しました。また、FORMATマクロコマンド使用時の信頼性も向上しています。さらに、Word 2011で数式を作成する際の安定性が向上し、PowerPoint 2011のスライドショーの安定性も強化されています。さらに、MicrosoftはプレゼンテーションソフトウェアのWindows版との互換性も向上させ、PowerPoint 2011で番号付きリストを正しく表示できるようになりました。

Outlook 2011 の今回のアップデートでは、複数の IMAP アカウントからメッセージを削除する際の信頼性向上、同期サービスの修正、新バージョンのスイートへの Office 2008 ID のインポートの信頼性向上など、数多くの改善が図られています。また、このアップデートにより、ユーザーが新しいアカウントをメールクライアントにインポートした後も、Outlook がキーチェーンにメールのパスワードを保持できるようになりました。

Microsoft は、14.0.1 アップデートの修正について、Web サイトでさらに詳しい情報を提供しています。

Office for Mac Home and Business 2011

Office for Mac 2011(ホームおよび学生向け)