54
マイクロソフトはiPhone用キーボードの最高峰の一つであるWord Flowを廃止した。

ワードフローiOS

画像: IDG

iOS 9以降、iPhone用キーボードの中でも最高のものの一つが、Appleの最も古いライバル企業の一つによって作られていることは周知の事実です。しかし、MicrosoftのWord Flowをまだお持ちでないなら、購入のチャンスはもう終わりです。

マイクロソフトが人気のWindows Phoneキーボードの無料iOS版「Word Flow」を驚きのリリースからわずか1年。実験的なGarage Armから生まれたWord Flowは、ただ一つの目的、つまりスピードのために開発されました。スワイプ入力と独自のアーチ型片手モードを備えたWord Flowは、iOSにおけるスピード入力の概念を塗り替え、瞬く間にチャートのトップに躍り出ました。

しかし、これは当初から実験的な試みとして計画されていたもので、製品ページによると、その実験は「完了」したとのことです。そのため、このアプリはApp Storeでは入手できなくなり、サポートやアップデートも提供されなくなると思われます。

しかし、MicrosoftがiOSキーボードを完全に放棄するわけではありません。Microsoftが昨年初めにSwiftKeyを買収したことを覚えている方もいるでしょう。ですから、Word Flowの独自の要素が、この人気のキーボードに最終的に組み込まれる可能性は(むしろ高いと言えるでしょう)あります。実際、Microsoft GarageサイトのWord Flow製品ページにアクセスした人は、App StoreからSwiftKey(こちらも無料)をダウンロードするよう推奨されており、Word Flowチームは「SwiftKeyの新機能を頻繁に開発・評価し、アップデートをリリースしていく」と述べています。

SwitKeyは7月20日に最新のアップデートが行われ、8つの新しいテーマ、再設計された絵文字パネル、そして15の新しい言語が追加されました。

これがなぜ重要なのか: App Storeには何百ものサードパーティ製キーボードがありますが、Word Flowの不在は依然として大きな痛手となるでしょう。Gboardなどの他のキーボードは片手モードを備えており、AppleでさえiOS 11の標準キーボードにこの機能を追加していますが、Word Flowほど優れたキーボードはまだ試したことがありません。MicrosoftがSwiftkeyにこの機能を早急に追加してくれることを期待したいところです。

著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長

マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。