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ITC、Appleに対するマルチタッチ特許訴訟を調査へ

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米国際貿易委員会は月曜日、iPhoneやiPadを含むAppleのマルチタッチデバイスに関して台湾のElan Microelectronicsが提出した特許侵害訴訟を調査すると発表した。
Elanは3月29日、タッチデバイス上で複数の指が同時に触れていることを検出する機能に関する特許をAppleが侵害したとしてITCに提訴した。この技術は、iPad、iPhone、iPod touch、MacBook、Magic Mouseなどの製品に使用されている。
エランはITCにこれらの製品の米国への輸入を禁止する命令を出すよう要請した。また、エランはITCに、アップルがすでに米国に輸入しているこれらの製品の販売を禁止するよう要請した。
Elanは、Appleが米国特許商標庁に登録されている特許番号5,825,352を侵害したと主張している。Elanは半導体設計会社であり、タッチ技術に特化した製品も開発している。
アップルの広報担当者は、ITCが同社製品に対する調査を開始したことについてコメントを控えた。
エランは昨年4月、北カリフォルニアの米国地方裁判所にアップルを提訴し、ITCへの訴状に記載された特許を含む2件の特許を侵害したと主張した。訴訟は現在も係争中で、次回の審理は6月21日にサンフランシスコで予定されている。