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コダック、アップルを相手取り特許侵害訴訟を起こす

黒いローブと粉をふりかけたかつらを着ける時間だ。これはつまり、「Under the Gavel(ギャベルの下)」の続編に他ならない。Appleが何か厄介な訴訟に巻き込まれるたびに私が書いている、 TNTブログの人気ドラマシリーズだ。今日の挑戦者は?そう、カメラメーカーのイーストマン・コダックだ。

正直に申し上げますが、私はコダック社に深い愛着を持っています。母方の親戚がコダック社の本拠地であるニューヨーク州ロチェスターの出身で、祖父も一時期コダック社で働いていました(一時期、ロチェスター市の住民のかなり多くの割合がコダック社で働いていました)。残念ながら、コダック社はデジタル時代への移行を決して順調に進めたわけではなく、かつてのような名声は失ってしまいました。

さて、本題に戻りましょう。コダックは、Apple(およびBlackBerryの製造元であるResearch In Motion)が、画像をプレビューできる技術に関する特許を侵害していると主張しています。これを受け、コダックは国際貿易委員会に提訴し、Appleに対して2件の地方裁判所訴訟を起こしました。

コダックの最高知的財産責任者であるローラ・G・クアテラ氏によると、法的措置は最後の手段だという。同社は長年にわたりAppleとRIMの両社と協議を重ねてきたが、問題は解決に至らなかったという。そして、ついに裁判に訴えることとなった。コダックはITCに対し、侵害デバイス(主にカメラ付きスマートフォン)の輸入差し止め命令を申し立てている。

一方、訴訟は、画像プレビューと画像処理に関する特許と、コンピュータソフトウェアが特定のタスクの処理を別のアプリケーションに要求できる特許の両方を対象としています。この特許は、2004年にサンのJava技術をめぐる裁判で争われ、サンとコダックは最終的にライセンス料で和解しました。さらにコダックは最近、サムスンとのクロスライセンス契約を発表し、同様の特許侵害紛争を終結させました。今回の訴訟は、Appleによるさらなる侵害を阻止し、コダックに未公表の損害賠償金を支払うことを目指しています。しかしながら、コダックのクアテラ氏は、交渉の可能性は依然として残っていると述べています。

大好きな会社同士が対立するとなると、本当に辛いですよね。どちらを応援しますか? 結局は、ミルクとクッキーを片手に、何とかうまく解決してくれることを祈るしかないですね。幼稚園の法律の授業で習ったように。