
ジョーダン・ハバードをご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。ほんの1、2時間前までは、彼が1920年代のB級映画俳優なのか、それとも近所のコーヒーショップのバリスタなのかさえ分からなかったでしょう。しかし今では、彼がAppleのUNIXテクノロジーグループのディレクターであることはほぼ間違いありません。
なぜそれがそんなに素晴らしいのか、不思議に思うでしょう。
さて、先週木曜日、ハバード氏がLISA '08で講演しました(興奮しないでください。Apple Lisa愛好家向けのカンファレンスではなく、大規模インストールシステム管理向けのカンファレンスです)。ハバード氏の講演「Mac OS X:サーバルームからポケットへ」(PDFリンク)では、Mac OS Xのセキュリティ技術をはじめとする技術の進化について、OSのライフサイクル全体を通して、特に…などなど、様々な点に焦点を当てて解説されました。皆さんがここにいるのは、そのためではありません。
ハバード氏のプレゼンテーションスライドにあった表の一つが注目を集めました。Mac OS Xのリリース一覧です。普通ならかなり退屈な内容ですが、10.6 Snow Leopardのリリース日が2009年第1四半期と記載されている点が違います。なんてこった!! 誰かメディアに通報してくれよ…いや、まさか私たちメディアじゃないよね?
えーん。
まあ、いいでしょう。AppleがSnow Leopardのプレスリリースを発表したのは昨年6月で、その時点では10.6は「約1年後に出荷予定」とされていました。Appleの2009年第1四半期は2009年1月から3月までなので、数ヶ月ほど早まる可能性があります。朗報ですが、大騒ぎするほどのものではありません。6月まで公表されなかったとしても、泣き言を言うのはやめてください。もしかしたら、これはスティーブ・ジョブズがリーク情報をかき消すために、ジョージ・カプラン風の「ジョーダン・ハバード」を使って巧妙に偽情報を流したのかもしれません。このジョーダンは、その後、謎の失踪を遂げることになるかもしれません。
[MacRumors経由]