63
AmazonがMac向けSend to Kindleソフトウェアをリリース

Amazonは火曜日にMac版「Send to Kindle」アプリケーションをリリースしました。これにより、Macユーザーは数ヶ月前にリリースされたWindows版アプリケーションと同等のサービスが利用できるようになります。「Send to Kindle」を使用すると、Amazonの既存のメールサービスに続き、Kindleのクラウドや特定のデバイスにドキュメントを簡単に移動できるようになります。

Send to Kindleのインストールは概ね簡単ですが、少々バグがあります。インストーラーに「すべてのユーザーにインストール」オプションしか表示されなかったのですが、インストールウィンドウでは既に選択されているように見えましたが、インストールを続行するには再度クリックする必要がありました。インストーラーの最後にAmazonログイン情報の入力が求められるので、Amazonのパスワードを用意しておいてください。

インストール後、アプリは 3 つの場所に表示されます。Mac 上のアプリケーション アイコンをダブルクリックすると、ファイルをドラッグ アンド ドロップできるウィンドウが表示されます。Finder でドキュメントを Control キーを押しながらクリックすると、新しい Send to Kindle サービスが起動します。または、新しくインストールした「Send to Kindle」プリンターを使用して任意のドキュメントを印刷できます。

PDFメニューの下にプリンターオプションが表示されるはずなのに、Kindleが仮想プリンターとしてプリンターオプションのリストに表示されてしまいます。(私のように紙を嫌う人で、デフォルトのプリンターを設定していない人にとっては、Kindleがデフォルトのプリンターになってしまうので、あまり良い方法ではないかもしれません。)

3 つのアクセス方法のすべてで「Kindle に送信」ダイアログ ボックスが表示され、そこでドキュメントの Kindle 送信先 (iOS デバイス上のソフトウェアを含む) を選択できます。ドキュメントをライブラリにアーカイブするかどうかを指定するチェックボックスがありますが、チェックボックスをクリックしてもクリックしなくても結果は同じでした (iPod touch の Kindle アプリの「クラウド」タブで確認できます)。ドキュメントのアップロードが完了してから表示できるようになるまでに 2 ~ 3 分ほど短いタイムラグがあることに気付きましたが、これは大きな問題ではありませんでした。PDF のレンダリング速度を Dropbox の同じファイルと比較したところ、Dropbox の方がサムネイルの表示が速かったのですが、Kindle アプリの方がテキストのレンダリングが速くなりました。「Kindle に送信」は、電子メール メッセージに添付できるのと同じファイル形式で動作します。

Send to Kindleは無料アプリケーションで、Mac OS X Snow LeopardまたはLionが必要です。Wi-Fi搭載デバイスであれば無料でご利用いただけますが、Amazonの3G Whispernetサービス経由でドキュメントを転送する場合は、別途サービス料がかかります。