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iPhone用Toshl

Toshlは、オンラインサービスと同期してバックアップやオンライン閲覧ができる無料のモバイル経費管理アプリです。(オンライン編集、追加グラフ、追加のエクスポート形式が利用できる「Pro」アカウントは年間20ドルで利用可能です。)Toshlには無料の同期サービスがありますが、欠陥や奇妙なインターフェース、そして機能の不足などから、あまり良い選択肢とは言えません。

支出を把握する: Toshl を使用すると、タイムライン ビューとタグを通じて支出を追跡できます。

Toshlの記録はシンプルで、金額、日付、タグ、説明で構成されています。日付に基づいてフィルタリングできる様々なビューが用意されています。過去30日間、全期間、そして特定の月ごとのビューがあります。

タグは、お金の使い道を特定するための主要な手段です。(ウェブサイトのグラフはタグに基づいて表示されます。)新しいエントリを追加する際は、完全なリストから選択するか、タグボタンをタップして選択できます。また、私のテストでは、タグがバグの大きな原因にもなりました。

まず、タグビューで、前月にのみ使用されたタグが30日間ビュー(正しい合計金額は$0)では表示されていましたが、エントリが表示されるはずの全期間ビューでは完全に消えていました。新しいエントリを入力する際に​​2つ目のバグを発見しました。最初にタップしたタグボタンはリストに追加されてから消えましたが(予想通り)、その後リストに追加されたタグはボタンとして引き続き利用可能でした。ユーザーはそのボタンをタップし続けることで、そのタグを何度でもリストに追加できます(これは正しい動作ではありません)。

ToshlはiPhoneのカメラを活かす機会を逃しています。(例えば、アプリストアにはレシートをカメラでスキャンできるアプリがいくつかあり、入力時間を節約できます。)また、入力画面では、ピリオドを除けば全く意味のない記号が2列並んだ典型的なキーボードを採用するという奇妙な選択をしています。暗証番号や電話のダイヤルに通常使用されるキーパッドインターフェースの方がはるかに理にかなっています。

Toshlのインターフェースは期待大です。いくつかのバグ修正と機能追加が行われれば、将来的にiOSデバイスに追加できる価値のあるアプリになるかもしれません。

[ Derik DeLong はブロガーでありソフトウェア エンジニアです。 ]