編集者注:以下の記事はMacworld UKからの転載です。大西洋の向こう側から届く最新のMacニュースは、Macworld UKのブログページをご覧ください。

オーストラリア生まれのアメリカのメディア王でニューズ・コーポレーションの創設者、会長兼最高経営責任者であるルパート・マードック氏は、アップルのiPadを最新のニュースコンテンツにとって「完璧なプラットフォーム」と呼んだ。
マードック氏は今週、オーストラリアのシドニーで開かれたメディア討論会で、「何万人もの読者」が、アップルのアップストアなどで販売されている有料アプリケーションを通じて、タイムズ紙やウォールストリート・ジャーナル紙を含む同氏の新聞のコンテンツを楽しんでいると述べた。
最近導入されたペイウォールのおかげで、タイムズ紙とその姉妹紙であるサンデー・タイムズ紙の両方をオンラインで読むには料金がかかるようになりました。これにより、一部の読者はマードック氏の主力紙のiPad版を購入するかもしれません。タイムズ紙のアプリは30日ごとに17ドルで、月曜日から土曜日までの新聞をカバーしています。
一方、マードック氏は、Appleのタブレットコンピュータの売上が目覚ましいと予測した。「今年のiPadの販売台数は約1500万台、2012年には4000万台を超える見込みです。iPadは、現在開発中の数多くのタブレットやスレートコンピュータの一つに過ぎません。ニューズ・コーポレーションは、これらのプラットフォーム全てに参入していくつもりです。」
マードック氏は、タイムズ・ウェブサイトの購読者数も非常に好調だと付け加えた。「成功するでしょう。購読者数は好調です。インターネットにおける新たなビジネスモデルの始まりを目の当たりにしています。情報は無料であるべきだという主張は、無料で情報を得ようとする人々だけが唱えているのです。」