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iPhone 3Gは熱に耐えられない

ここ数週間、ニューデリーの蒸し暑い中で過ごしてきた身としては、iPhoneが直射日光に弱いことは明白です。つい先日、初代iPhoneでGoogleマップを使って自分の位置を確認し、シボレーのサービスセンターへの道順を調べていたところ、電話がかかってきました。電話が耳に触れた瞬間、反射的に耳から離してしまいました。それほど熱くなっていたのです。

おそらく、猛暑地域に住むiPhoneユーザーから苦情が相次いだため、AppleはiPhone 3Gでこの点に関してより積極的な対策を講じることにしました。iPhoneを高温の場所で継続的に使用することで、全く動作しなくなる可能性を防ぐため、AppleはiPhoneが過度に熱くなりすぎた際に作動する対策を導入しました。

iPhone 3Gには温度警告画面(Appleのサポート記事で詳しく説明されています)が搭載されており、この画面が表示されると、iPhoneは緊急通話のみ可能となり、温度が下がるまでその他の機能は完全に使用できなくなります。Appleは、電源を切ってしばらく涼しい場所に移動してから再び電源を入れることを推奨しています。幸いなことに、米国やカナダなどの地域では、この画面が表示されることはほとんどないでしょう。

Appleがこのような予防策を講じたことは称賛に値しますが、実装がモーダルなのは気に入りません。何か作業をしている最中に、熱くなりすぎたというだけで突然スマホが動かなくなるのは、あまり良い考えではないと思います。もしかしたら、その時は何か重要な作業をしていたのかもしれないし、スマホを使えるようにしておかなければならないのかもしれません。

例えば、この記事の冒頭で述べた私の状況を考えてみましょう。もし運転中に猛暑でiPhoneが故障してしまったら、ニューデリーの慣れない、そして非常に混雑した街を一人で運転するのは大変な困難だったでしょう。ですから、この警告は適切だとは思いますが、iPhoneが警告を無視して元の作業に戻れるようにしてくれたらもっと良いと思います。