この世には二種類の人間がいます。Appleがリリースする新しいソフトウェアアップデートをことごとくインストールしようとする人と、インストールボタンをクリックする前に安全を確かめるために待つ人です。水曜日にリリースされたMac OS X Lion 10.7.3を急いでインストールした一部の熱心なインストーラーは、厄介なバグに遭遇しました。このバグは、「様子見派」の人たちにとって、これまで以上に辛抱強く待っていたことを誇りに思わせる結果となったに違いありません。
従来のアップデート方法を使用してソフトウェア アップデート経由で 10.7.3 をインストールした人の中には、再起動すると起動したすべてのアプリがクラッシュし、続いて表示されるエラー ダイアログ ボックスに奇妙なオーバーレイ (「CUI CUI」と書かれたグラデーションのボックスと明るい赤色の疑問符) が表示されることに気付いた人もいます。

何が起きたのか説明を求めてAppleに問い合わせましたが、すぐには返答がありません。同社のサポートフォーラムでは、この問題に関する議論のスレッドが130件以上も膨れ上がっています。
Macworldは、Twitterで回答を寄せてくれた影響を受けたユーザーに話を聞いた。トーマス・スクレイス氏はメールで、ソフトウェアアップデート経由で10.7.3をインストールしたところ、上記の両方の問題が発生したと報告した。「どんなアプリケーションを開こうとすると、すぐにクラッシュします」と彼は書いている。
良いニュースは、修正方法があることです。悪いニュースは、実行が簡単ではないことです。コンボアップデータ(Lionの旧バージョンもアップデートできるバージョン)は、影響を受けたユーザーにとってこの問題を解決しているようです。しかし、問題は、ダウンロードしようとするたびにWebブラウザがクラッシュする場合、インストーラの実行が少し困難になることです。
Scrace氏は、「その後、コンピュータをFireWireターゲットモードで起動し、別のMacBook Proに接続することで問題は解決しました」と記しています。ターゲットディスクモードを起動するには、問題のあるMacの起動時にTキーを押し続けます。別の正常に動作するMacからCombo Updaterをダウンロードし、FireWire経由で問題のあるMacにインストールします。
スクレイス氏はこう付け加えた。「この混乱で半日を失った後、ようやく元の状態に戻りました。」
多くのユーザーがこの問題に悩まされている一方で、10.7.3を問題なくインストールできたユーザーも多数いることを強調しておきます。Appleからこの問題に関する新たな情報が入りましたら、改めてご報告いたします。