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MacCase プレミアムレザーフライトジャケット

スタイルに関して言えば、ほとんどのラップトップバッグはハイテクかシックのどちらかを目指しています。一方、MacCaseの プレミアムレザーフライトジャケットは、タフなタイプにアピールするように設計されています。その名前が示すように、フライトジャケットの風化したレザーは、ヴィンテージのボンバージャケットから剥ぎ取ったような外観です。バッグに使用されている純正レザー仕上げは、実際にはヴィンテージと呼ばれています。全体的なデザインは、クラシックなメッセンジャーバッグに似ています。(風化した外観が好みでないなら、フライトジャケットはブラックとチョコレートカラーも展開されており、どちらもより伝統的な外観です。フライトジャケットは、MacBookとMacBook Proのサイズも展開されています。)

Flight Jacketは、スリーブケースでありながら、他のスリーブケースにはない収納力と持ち運びやすさを兼ね備えているという点でもユニークです。ノートパソコン以外にも多くのものを収納できるにもかかわらず、スリムでコンパクトなので、他のバッグにも収納できます。

私がテストしたモデルのメインポケットはMacBook Airにぴったり収まりました。ジャケットは硬い保護力はありませんが、このポケットは軽くパッド入りで、柔らかい生地の裏地が付いています。ラップトップポケットのすぐ前には、ケーブルやACアダプター、その他かさばらないアクセサリーを収納できる、ベルクロ留めの小さめのポケットがあります。両方のポケットは、ベルクロ留めの厚手のレザーフラップで覆われており、このフラップの前面には小さなジッパー付きポケットがあります。バッグの背面には、雑誌やフォルダーなどの薄型のアイテムを収納できる薄型のポーチが付いています。

Flight Jacket で一番気に入っている点は、バッグ前面にある取り外し可能な 6.5 インチ四方のポーチです。バッグ本体と同じレザーで作られており、軽くパッドも入っています。このポーチは MacBook Air の外付け SuperDrive にぴったり収まるように作られていますが、ノートパソコンの AC アダプターやその他の小さなアクセサリーを入れることもできます。ポーチにはベルクロ留めのフラップが付いており、丈夫で美しいステンレススチールのバックルでバッグに固定できます。荷物を軽くしたい時は、バックルを外すだけでポーチが外れます。バッグの中身を空にすることなく、多少の重量をバッグに残せるのは嬉しいポイントです。デザインも非常に良く、バッグのメインフラップがバックルをカバーしているので、ポーチを取り付けた時は外れたことに気づかず、取り外した時は何かが欠けていることに気づきません。

Flight Jacketは、様々な持ち運びオプションを提供しています。上部には革製のハンドルが付いています(上部のフラップではなく、バッグ本体に取り付けられています。残念ながら、他のバッグメーカーはこれを採用していないようです)。また、長さ調節可能な革製ストラップには、丈夫な回転式クリップが付いており、バッグの4つのステンレス製Dリングの任意の2つに取り付けることができます。上部の2つのリングを使えば縦型ショルダーバッグ、同じ側の2つのリングを使えば横型バッグ、反対側の角にあるリングを使えばスリングバッグとして使用できます。この柔軟性は嬉しいポイントです。(MacCaseでは、20ドル追加でバックパックストラップも付いてきます。)一つ不満な点を挙げると、ストラップにもう少しパッドがあれば良かったと思います。

私が試したヴィンテージモデルは、まさにヴィンテージな魅力があり、クラシックなボンバージャケットを彷彿とさせます。風合いのあるレザーが美しく、バッグの白いステッチがそのレザーと見事に調和しています。一方で、前面のエンボス加工されたMacCaseロゴと背面のネームには、人によっては少々物足りなさを感じるかもしれません。

Flight Jacketの「実用性を備えたスリーブ」デザインの最大の欠点は、もちろん、収納力の少なさです。ノートパソコンと最低限の必需品だけを持ち運ぶためのバッグです。また、レザー製なので、他のスリーブほど軽量ではありません。私がテストしたバックパックではないVintageモデルは、中身が空の状態で約900gもありました。しかし、全体的にはユニークで巧みに設計されたバッグで、頑丈な外観も魅力です。