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AppleのM2 MacBookにはもはやIntelの痕跡は見当たらない

M2 MacBook Air

画像: IDG

Intel製プロセッサからApple製プロセッサへの移行は2年以上前から始まっていましたが、Appleが置き換えようとしていたのはCPUとGPUだけではありませんでした。新型M2 MacBook AirとMacBook Proが示すように、Appleは自社製チップに全面的に注力しています。

今月初めにiFixitが新型MacBook Airの分解レポートを公開した際、iFixitは「お馴染みのIntelチップではなく、どうやらApple製のThunderbolt 3ドライバーのようだ」と指摘しました。@SkyJuice60のツイートによると、このドライバーはAppleのノートパソコンに搭載されているIntelチップの最後の痕跡を置き換えるものだったようです。@SkyJuice60のTwitterプロフィールには、半導体業界を専門とするAngstronomicsの創設者と記載されています。

Intel Insideはもう終わり!@iFixitによると、AppleがついにM2 MacBookのIntelチップを全て交換したとのこと。IntelのJHL8040R USB4リタイマーはなくなり、カスタムメイドのU09PY3リタイマーが2つ搭載されました! pic.twitter.com/YwYet9YxDl

— スカイジュース(@SkyJuice60)2022年7月25日

新しいMacBook Airは、これらの新しいThunderboltドライバを搭載した最初のApple製ラップトップのようです。iFixitの分解によると、14インチMacBook Proなど、他のラップトップは依然としてIntel製のドライバを使用しています。しかし、Appleは数ヶ月以内にリリースされる可能性のある14インチおよび16インチMacBook ProのM2アップデートで、独自のドライバを使用する可能性が高いでしょう。

MacBook Airに搭載されているチップはすべてApple製ではありません。Appleは依然として、Texas Instruments、Nexperia、Samsungなどのチップを使用しています。これらのチップはCPU、GPU、Thunderboltドライバよりも「小さい」ため、Appleがこれらすべてを置き換えることに関心がないとは考えにくいでしょう。しかし、Thunderboltドライバが示すように、Apple Siliconへの移行は、大型チップと小型チップの両方に関わっています。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。