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GoogleがiOS版Chromeに「後で読む」機能を追加

Googleは、iOS版Chromeの最新バージョンに「後で読む」ブックマーク機能を追加しました。これは現時点ではiOS限定の機能のようで、2011年にMac OS X 10.7 Lionで初めて導入されたSafariのリーディングリスト機能に似ています。

Safariのリーディングリストと同様に、Chromeの共有ボタンを押してメニューから「後で読む」を選択します。すると、Chromeが自動的にページを保存します。リーディングリストにアクセスするには、右上のメニューボタン(縦に3つ並んだ点)をタップし、「リーディングリスト」を選択します。

後で読む1 イアン・ポール/マックワールド

iOS 版 Chrome の「後で読む」オプション。

すると、すべての記事がポップアップウィンドウに表示されます。お好きな記事を選択し、緑色のチェックマークアイコンが表示されていれば、オフラインでも読むことができます。オフライン時は、Chrome はテキスト表示に適した形式でページを表示しますが、Wi-Fi に接続するとブラウザはページ全体を表示します。  

これを Safari の機能と比較すると、Safari ではページをオフラインで保存できますが、リーダー表示に切り替えるにはアイコンをタップする必要があります。Safari の利点は、オンラインでもオフラインでも、簡素化されたテキストフレンドリーな読み取りモードに切り替えることができることです。

家庭への影響: Googleはクラウドに力を入れていますが、iOS版Chromeのリーディングリスト機能は現時点ではクラウドと同期されていません。保存された記事はローカルデバイス上に残ります。また、Macを含むChromeを実行している他のデバイスでは利用できません。Googleがこの新機能を導入した唯一の理由は、iOS版SafariにはあってChromeにはない機能を提供することにあるようです。

現時点ではiOSのみ対応ですが、クラウド同期型の無料「後で読む」サービスがChromeに組み込まれれば、あらゆるプラットフォームのユーザーにとって便利になるでしょう。また、最近Mozillaに買収されたPocketやPinterest傘下のInstapaperといったサードパーティ製システムに代わる新たな選択肢にもなります。

新しい機能がまだ表示されない場合は、App Store で Chrome のアップデートを確認してください。アップデートは現在入手可能です。