デジタルカメラの最大の利点の一つは、写真を簡単に共有できることです。オンデマンドで印刷したり、メールで送ったり、ウェブサイトにアップロードしたりできます。ウェブサイトへのアップロードはますます人気が高まっています。実際、写真の共有に特化したウェブサービスもあります。これらのサービスでは、画像の管理ツールだけでなく、ユーザーが画像を見つけて操作するためのツールも提供されています。中でも、Flickrは豊富なサービスと無料会員制によって特に人気が高まっています。
同時に、Macプラットフォームの強みの一つは、iLifeスイートアプリケーションの一部であるiPhotoです。iPhotoを使えば、画像管理が簡単かつ楽しくなります。iPhotoでは前述の3つの方法で写真を共有することもできますが、基本的にはAppleのホームページへの公開かHTMLエクスポートに限られています。iPhotoの画像をFlickrに直接公開できたら素晴らしいと思いませんか?
オープンソース(かつ無料) のiPhoto 1.2.1用Flickrエクスポートプラグイン ( )を使えば、それが可能になります。iPhoto 4または5にこのプラグインをインストールすると、iPhotoのエクスポートウィンドウにFlickrへのアップロード用のタブが追加されます。

アップロードされる写真は左側にリスト表示されます。iPhotoのアルバムに相当するFlickrフォトセットを指定するか、新しいフォトセットを作成できます。Flickrは多くのオンラインサービスと同様に、「タグ」(フォークソノミーまたはキーワードとも呼ばれます)をサポートしています。iPhotoのキーワードはFlickrのキーワードと基本的に同義であるため、エクスポートされた写真はiPhotoで適用したキーワードを使用して自動的にタグ付けされます。また、プラグインはiPhotoの対応する値を使用して、画像のタイトルと説明を入力します。(これらのデータはエクスポート時に上書きできます。)

このプラグインには、アップロード前に写真のサイズを変更したり、制限したりするリサイズオプションも用意されています。Flickrの無料会員レベルでは毎月10MBの写真しかアップロードできないため、これは便利です。残念ながら、このプラグインは現在、利用可能なアップロード帯域幅を表示せず、制限を超えそうな場合にも警告を表示しません。制限を超えた場合は、警告が表示されます。(実際、制限を超えてアップロードしようとしたときにクラッシュしました。)開発者によると、これらの機能はどちらも将来のバージョンで追加される予定です。
デジタル写真コレクションの管理に iPhoto を使用しているものの、タグ付け、写真セット、フォトストリーム、コメントといった写真公開の機能を Flickr で処理することに満足しているなら、iPhoto 用の Flickr エクスポート プラグインがこの 2 つの世界の架け橋となるかもしれません。