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T-MobileのAndroidベースのG1が発売

GoogleのAndroidプラットフォームをベースにした初の携帯電話が、水曜日の全米販売開始に先立ち、火曜日の夜にサンフランシスコで発売された。

T-モバイルUSAは、午後6時から、市内のマーケットストリートにある店舗で、台湾のハイテク・コンピュータ(HTC)製のG1の販売を開始した。発売時には約150人が列を作り、携帯電話を買うために午前8時から待っていた学生のクリストファー・ラディッシュさんが先頭に立っていた。

「手に取る前に、もう購入を決めました」と、Tモバイルから贈られた「私が最初に手に入れた」と書かれたTシャツを着ていたラディッシュ氏は語った。彼は、現在利用しているベライゾン・ワイヤレスのプランが火曜日に更新期限を迎え、いろいろと検討した結果、グーグルとHTCの製品が気に入ったため、G1に決めたという。

午後6時が近づくにつれ、短いカウントダウンの後、顧客は店内に入り、携帯電話を購入することができました。数分後、ラディッシュ氏は満面の笑みを浮かべ、販売開始を記録するために集まったカメラマンやテレビカメラに囲まれました。

クリストファー・ラディッシュ氏は、火曜日の夜、サンフランシスコのT-MobileストアでHTC G1の最初の顧客になった直後、HTC G1を手にポーズをとった。(写真:ジェームズ・ニコライ、IDGニュースサービス)

G1は、2年間のサービス契約と郵送によるリベート付きで180ドルです。サービスプランなしの機種は400ドルです。

3.2インチのタッチスクリーンディスプレイを搭載し、本体からスライドさせてQWERTYキーボードを露出させます。これにより、BlackberryやAppleの人気スマートフォンiPhoneといった他のスマートフォンと競合することになります。

「ここ数週間、この携帯電話についていろいろ調べているんですが、iPhoneのタッチスクリーンはあまり好きじゃないんです」と、G1を買うために列に並んでいたチジオケ・アマーさんは言った。「たぶん、iPhoneにそれほど興味がなかったのは、それが理由だと思います。T-Mobileがキーボード付きのGoogle製携帯電話を発売すると聞いて、興味を持ったんです」

AndroidベースのG1とiPhoneの比較について

自身はMacユーザーだと告白したアマー氏は、タッチスクリーンで入力することに納得がいかないため、現在使用しているBlackberryから乗り換えるにあたり、iPhoneよりもG1の方が良い選択だと判断したという。

G1は今年後半に欧州のT-Mobileを皮切りに米国以外でも発売される予定だ。