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ラップアラウンド 1.3.2

編集者注:以下のレビューは、MacworldのGemFest 2011シリーズの一部です。6月中旬から7月にかけて、Macworldのスタッフが毎日Mac Gemsブログで、お気に入りの無料または低価格のプログラムを簡単に紹介していきます。過去のMac Gemsのリストは、Mac Gemsのホームページをご覧ください。

Wraparound は、Mac のカーソルをディスプレイの端に回り込ませる小さなソフトウェアユーティリティです。例えば、カーソルがディスプレイの右端に到達し、そのまま移動を続けると、カーソルは左側に再び表示されます。これは水平方向の移動に限定されず、垂直方向でも同様に動作するように設定できます。さらに、ウィンドウを境界線を越えてドラッグすることもでき、Wraparound は複数のディスプレイ環境でも動作します。

この効果は最初は不安になり、方向感覚を失わせることもあります(画面の端で自分の位置を確認することが多いことに気づきました)。しかし、ラップアラウンドは非常に便利で、特に複数の画面を広範囲に配置する必要がある場合に便利です。ラップアラウンドのオプションは、画面の切り替えをスムーズにすることもできます。

デフォルトでは、ソフトウェアは常に水平方向に折り返します。設定を変更することで、すべての方向を許可する、修飾キーが押されている間のみすべてのエッジを折り返す、または別のキーが押されている間はすべての折り返しを禁止する、といった設定が可能です。さらに、Wraparound は使用しているアプリケーションに応じて動作するように設定できます。これは、一人称視点シューティングゲームなどのビデオゲームで、マウスを使って方向転換する場合、しかも長時間同じ方向に動き続けることが多い場合に特に便利です。

もう一つの便利なオプションは、カーソルが画面の角に近づいたときに折り返しを無効にすることです。これにより、角のホットスポット(スクリーンセーバーを無効にしたり、すぐに起動したりするための機能)を引き続き使用できます。折り返しの応答性は微調整も可能です。例えば、折り返し時にカーソルを反対側に移動させる前に最大1秒のバッファを設けるように設定できます。

一部の人にとっては、Wraparound は非常にわかりにくいかもしれませんが、ディスプレイをより素早く移動したい場合には、Wraparound は天の恵みとなります。

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