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Apple Vision ProのM2には16GBの統合メモリが搭載されている

Apple Vision Pro空間コンピューティングヘッドセットはApple M2 System on a Chipを搭載していますが、マーケティングの一環として、チップの統合メモリ容量は公表されていません。MacRumorsの報道によると、どうやら16GBのようです。

この量は、Xcode 15.2のVision Pro関連ファイルを調査することで確認されました。これはVision Pro開発キットで使用されている量と同じで、昨年のWWDCの前にブルームバーグのマーク・ガーマン氏が報じていました。

Appleのチップは、CPUとGPUの両方の動作に同じメモリセットを使用し、メモリの割り当てを管理することで最高のパフォーマンスを実現します。AppleのM2はM2シリーズのベースチップであり、基本構成では8GBの統合メモリを搭載し、16GBと24GBの構成も用意されています。AppleはVision Proに24GBのメモリを搭載できるかどうかを発表していません。

ストレージに関しては、Appleは256GB SSDを搭載したVision Proの開始価格を3,499ドルと発表しています。これは、Appleがさらに大容量のストレージを提供する可能性を示唆していますが、アップグレードの規模や価格はまだ発表されていません。Vision Proの開発キットには1TBのストレージが搭載されると報告されています。

AppleはM2よりも高速なM3チップをリリースしましたが、Vision ProにM3を採用しなかった理由についてはコメントしていません。M3は2023年後半まで発売されず、数量限定で生産されましたが、Vision Proの開発キットは2023年7月に出荷が開始されたため、タイミングが悪かった可能性があります。

Vision Proの予約注文は、米国太平洋時間1月19日午前5時に開始されます。ヘッドセットは2月2日より米国のApple Storeで販売開始となります。価格は3,499ドルからで、光学式「リーダー」レンズインサートと度付きレンズインサートはそれぞれ99ドルと149ドルです。Appleはウェブサイトに技術仕様を公開していませんが、1月19日に変更される可能性があります。

詳細については、Apple Vision Pro スーパーガイドをご覧ください。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。