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SparrowメールクライアントがMac App Storeに登場

Sparrowは、MailやPostboxといった従来の競合製品に見られる複雑さを徹底的に排除した、新しいタイプのミニマルなメールクライアントです。Macworld昨年11月にベータ版を先行公開しましたが、ついにSparrowはMac App Storeに登場し、ついにバッジを脱ぎました。

この初期バージョンでは、SparrowはGmailと互換性があるだけでなく、Googleのメールサービス向けに設計されています。MacでGmailを利用できるようにしたもう一つのクライアントであるMailplaneとは正反対のアプローチを採用したSparrowのインターフェースは、Twitterの公式クライアントやiOS対応クライアントから大きく影響を受けており、受信トレイの簡潔な概要表示、メール管理ツールの必要最低限​​の機能、そして非常にシンプルなメッセージ作成ウィンドウがデフォルトで採用されています。

Gmailのエクスペリエンスは隅々まで組み込まれています。メッセージスレッドの表示、ラベルの作成と適用、そして任意のエイリアスからのメッセージの送信が可能です。しかし、Mac OS Xの使い勝手も十分に備えています。SparrowにはQuick Look、拡張可能なメッセージ閲覧パネル(人気急上昇中の3カラム表示に対応)、Growl通知のサポート、豊富なキーボードショートカット、そしてAppleがiPhoto '11と次期Mac OS X 10.7 Lionに実装したiOS風のツールバーなどが搭載されています。

もっと多くの機能(またはGmail以外の機能)が必要な場合、Sparrowの開発者によると、来月のアップデートで一般的なIMAPサービスがサポートされる予定です。MobileMe、Yahoo!、AOLは「近日中に統合される」とのことで、各サービスの独自機能を適切にサポートすることに細心の注意が払われることが示唆されています。

それまでの間、Sparrow 1.0 は現在 Mac App Store 限定で 10 ドルで入手可能です。

著者: David Chartier、Macworld 寄稿者

デビッドは2005年からAppleとその製品を最大限に活用する方法を取材してきました。現在はフリーランスの技術ライターとしてFiner Things in Techを運営し、DavidChartier.comで自分の考えを書き留め、時折アメリカの偉大な技術小説のアウトラインを書き始め、またもう一度ブリッケンリッジでスノーボードを楽しむ機会もあるかもしれません。