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AmazonのAlexaは、文字通りあなたのホームグラウンドでAppleに挑み、成功を収めました。EchoをはじめとするAlexa搭載デバイスは、自宅で助けが必要な時の頼れる存在になりつつありますが、自動化とセキュリティ規格に関してはAppleのHomeKitが優位に立っています。しかし、真の勝負はAlexa対Siriです。どちらの音声アシスタントがより便利なのでしょうか?今、ホテルチェーンは自らその答えを出し始めています。
高級リゾートホテル、ウィン・ラスベガスは昨年12月にAlexaを採用し、スイートルームにAmazon Echoデバイスを導入しました。ブルームバーグの報道によると、マリオット・インターナショナルは現在、AmazonとAppleのどちらを選ぶか検討しているとのことです。テキサス州サンアントニオのJWマリオットは、10月からAmazon Alexa搭載デバイスをルームサービスやハウスキーピングへの接続手段としてテストしています。Alexaはマリオットの一部客室の照明も操作できますが、これはAlexaの主な役割ではありません。
しかし、マリオット、Wホテル、リッツカールトン、セントレジス、シェラトン、ウェスティンなどを所有するマリオットインターナショナルは、照明、カーテン、室温、テレビなど、さまざまな機能を制御するために、AlexaとSiriのどちらを使うか決めかねている。同社はボストンにあるアロフトホテルの1つでAmazonとAppleの両方のデバイスをテストしている。アロフトはマリオットの実験的なブランドで、同社はロボット執事とApple Watchをルームキーの代わりとして活用している。ブルームバーグによると、マリオットは今夏中に2社のデバイスのどちらかを決定するという。AlexaとSiriが米国に130軒あるアロフトホテルだけに導入されるのか、それとも将来的にはすべてのマリオットブランドに導入されるのかは不明だ。
「競争はまだ続いている」とマリオットのライフスタイルブランド担当グローバルブランドリーダー、トニ・ストークル氏はブルームバーグに語った。
これがなぜ重要なのか: HomeKit対応でSiri対応のデバイスをホテルの客室に設置することが、これらのデバイスをより多くの家庭に普及させる鍵となるでしょう。リゾートで良い体験をし、自宅でApple Storeで贅沢な買い物をすれば同じ体験が再現できるなら、なぜそうしないのでしょうか?Amazonでも同じことが言えます。ホテルの客室はスマートホームへの入り口となる可能性があり、その逆はあり得ません。