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Appleがマルチタッチ技術の特許を取得

PalmとAppleの威嚇的な攻防については先ほども触れましたが、ここにもう一つ付け加えておきたいデータがあります。米国特許商標庁(あえて信頼できる情報源と呼んでいます)によると、Appleはマルチタッチ技術に関する特許を取得しました。

そうですね、私たちはそれをマルチタッチと呼んでいます。彼らはそれを「タッチスクリーンディスプレイを備えたコンピューティングデバイスと組み合わせて使用​​するコンピューター実装方法は、タッチスクリーンディスプレイへの 1 本以上の指の接触を検出すること、1 本以上の指の接触に 1 つ以上のヒューリスティックを適用してデバイスのコマンドを決定すること、およびコマンドを処理することを含む」と呼んでいます。何だか口にしやすいと思いませんか?

特許番号7,479,949は2008年4月11日に出願され、最終的に2009年1月20日に認可されました。これは、Appleの最高執行責任者(COO)ティム・クック氏が、Appleは知的財産を徹底的に保護すると強調した電話会議のわずか前日でした。発明者には、スティーブ・ジョブズ氏本人や、iPhoneソフトウェア担当副社長のスコット・フォーストール氏といった著名人の名前が挙がっています。

特許分野についての私の理解は少々曖昧な部分があることを認めますが、iPhoneが発売される前からマルチタッチ機能のデモンストレーションを見たことがありました。特にニューヨーク大学のジェフ・ハン氏によるデモンストレーションは有名です。Appleがこの技術をハン氏からライセンス供与されたのではないかという説は以前からありましたが、それでも私はハン氏の特許がどこかに記載されているはずだと考えていました(実際はそうではありません)。もちろん、2007年のiPhone発表時にジョブズ氏が「開発には2年かかっている」と発言していたことから、Appleが同時期にこの技術に取り組んでいた可能性も否定できません。

いずれにせよ、この特許がAppleのマルチタッチに関する立場に一定の影響力を持つようになったことで、Appleはまだ「Multi-Touch」という用語の商標登録を待っている段階だ。この商標登録ができれば、PalmがPreをその名称で販売することを阻止できるだろう。しかし、Palmは、的を射たデバイスを発売する前に、計画を慎重に検討する必要があるだろう。

[World of Apple経由]