Vidvox社がQuickTimeベースの新製品を発表し、パフォーマンスアート、ライブミュージック、演劇制作に新たな刺激がもたらされました。同社はMacintosh版VDMX QuickTime Mixerをリリースしました。これは、ハードウェアの追加なしにライブビデオとディスクベースのQuickTimeファイルをミックスできるソフトウェアビデオミキサーです。VDMXは、ライブビデオパフォーマンス、ライブストリーミング制作、演劇やステージ、スタジオワーク、デジタルアートなど、幅広い用途向けに開発されています。

ライブビデオ制作はハードウェアベースのビデオミキシングシステムに依存することが多く、Vidvoxによると、VDMXは概念的に類似しているとのことです。VDMXは、2つのソースのカット、クロスフェード、キーイング、各ソースに個別に適用できるリアルタイムエフェクト、テンポ再生とミキシングエフェクト、スクラブの触覚的な物理制御、再生速度とミキシング、RAMとディスクへの記録、最大2つのライブビデオ入力など、様々な機能を備えています。また、ソフトウェアのすべての機能はマスタータップテンポまたは外部MIDIクロックから制御できるため、ユーザーはVDMXを同期DJショーにも使用できます。
VDMX開発者のジョニー・デカム氏によると、この製品の開発には1年以上かかり、世界中のコンサートやその他のライブプロダクションで厳しいテストを経てきたとのことです。その努力により、ソフトウェアをリアルタイムでの使用に最適化することができたとデカム氏は語っています。
VDMX は 499 米ドルで入手可能で、無料のデモ ダウンロードも入手可能です。
Vidvoxは、デザイナー向けにVDMXの高解像度派生製品であるMetamovの開発にも取り組んでいると発表しました。同社のもう一つの製品は、MIDI入力ソースを介したリアルタイム演奏に最適化されたQuickTimeベースのサンプラーProphetです。