iPhoneについて徹底的に学びたいですか?それなら、お近くの大学がぴったりかもしれません。先週、AppleはiPhone Developer University Programを開始しました。これは、iPhoneとiPod touchの開発を教えたい高等教育機関を支援するための無料のプログラムです。

iPhone 開発に関するコースを教える際には、iPhone の機能やプログラミング フレームワークについて深く議論する必要がある可能性が高いため、この取り組みは既存の iPhone 開発者の間で、Apple の iPhone 開発に関する秘密保持契約 (NDA) に関して疑問や驚きの声が上がっています。
現在、NDAにより、iPhone開発者は、同じくNDAに拘束される他のアプリケーション開発者であっても、iPhone向けプログラミングの技術的な詳細について議論することが禁じられています。Appleが大学プログラム向けに、議論を明確に許可する別個の契約を作成するのか、あるいはこの点を考慮して現行のNDAが何らかの形で修正されるのかは不明です。ソフトウェア開発キット(SDK)が初めて公開されて以来、NDAに対する批判は声高かつ多岐にわたっており、多くの開発者は後者を期待していると言えるでしょう。
このプログラムは米国の認定教育機関が利用でき、教師は最大200名の生徒からなるiPhone開発チームを編成し、チーム内で、あるいはApp Store経由でアプリケーションの開発、テスト、デバッグ、配布を行うことができます。チームはiPhone SDKやiPhone Dev Centerのリソースなど、iPhone開発者が利用できるあらゆるツールを活用できます。
Appleの標準開発者プログラムは、デバイス上でアプリケーションをテストする場合99ドルかかりますが、大学プログラムは無料で、同様の特典が提供されます。また、Appleは、500人以上の従業員を抱え、独自の社内アプリケーションを開発したい企業向けに、299ドルのエンタープライズ開発プログラムも提供しています。大学プログラムに登録するには、大学を代表して契約を締結する法的権限を持つ方が申請書に記入する必要があります。Appleは、すべての申請者とその所属機関の存在と身元を認証します。