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リッピングして、保存して、視聴

もうすぐ家族旅行に出かけます。長時間の飛行機移動、空港での乗り継ぎ、そしてホテルでの宿泊が待っています。DVDドライブ付きのPowerBookも持っているので、ノートパソコンのワイドスクリーンで映画を見る機会はいくらでもあります。でも、DVDを持っていくと旅行バッグに荷物が増えてしまいます。それに、40ドルもする新しいディレクターズカット版を壊したり、失くしたりするのも嫌です。それに、ノートパソコンのDVDドライブはバッテリーをかなり消費します。

このジレンマを解決するには、DVD(つまり個人所有の映画)をPowerBookのハードドライブにコピー(「リッピング」)する必要があります。この作業に最適なツールは、無料の MacTheRipper 2.6.6   )です。DVDを挿入し、MacTheRipperを起動して設定を選択し、「GO!」ボタンをクリックするだけです。

まあ、そこまで簡単ではありませんが、ほぼ簡単です。設定が必要なオプションがいくつかありますが、MacTheRipperのマニュアルにすべて明確に記載されています。例えば、DVDを挿入した後、DISC RCEディスプレイを確認し、RCEリージョン設定を適切な値に設定する必要があります。また、モード画面では、DVD全体をリッピングするか、本編のみ(ハードドライブ上のフォルダサイズを小さくするため、「ボーナス」素材はすべて除外)、映画の特定のセクションのみをリッピングするかを選択できます。初めてリッピングを行う前に、付属のマニュアルをよく読んでください。

MacTheRipper スクリーンショット

DVD をリッピングする実際のプロセスには約 30 分から 40 分かかります。処理が完了すると、ムービーはハード ドライブ上の VIDEO_TSというフォルダに保存され 、その中のムービー名が付いた別のフォルダに保存されます。リッピングしたムービーを再生するには、Apple の DVD プレーヤー アプリケーションを起動し、[ファイル] -> [VIDEO_TS フォルダを開く] を選択して、見たいムービーの VIDEO_TS フォルダに移動します。これで、DVD を挿入した場合と同じようにムービーが「読み込まれ」ます。DVD プレーヤーで再生ボタンを押すと、ムービーが再生されます。どうやら MacTheRipper でリッピングできないムービーもあるようですが、私の場合はうまくいきました。自分のライブラリから試した限りでは、1 本を除くすべての映画でうまくいきました。

持ち運べる映画の本数は、もちろんハードディスクの空き容量によって制限されます。私の経験では、平均的な映画は特典映像をすべて含めると5GBから7GB、本編だけでも3GBから6GBの容量を消費します。今回の休暇には4、5本の映画を持っていくつもりです。これで2回のフライト、乗り継ぎ、そして雨の日の家族との室内での夜を2、3回は過ごせるはずです。PowerBookのバッテリーもそれくらい長持ちしてくれればいいのですが。

[追記:MacTheRipperのようなアプリケーションを悪意のある目的で利用する人がいることは承知しています。しかし、だからといって正当な目的がないわけではありません。私自身も外出先でDVDを視聴するなど、正当な目的があります。]