
アジア言語のテキスト処理とモバイル コンピューティングを専門とする Enfour Media Laboratory は、今週の Macworld Tokyo で、NTT DoCoMo の i-Mode サービスと特に互換性のある文字セット拡張を備えた新しい日本語 TrueType フォント「Keitai-Font」を発表しました。
これに加えて、主要なデスクトップブラウザで非標準文字の表示を可能にする無料プロキシサーバーサービスが初めて提供されました。Enfour社長のリチャード・ノースコット氏は、「このユニークな組み合わせは、モバイルコンテンツに対する見方を変えるでしょう」と述べています。
ケータイフォントには、日本の携帯電話に搭載されている206種類の外字(非標準記号および表意文字)と絵文字(絵文字)が収録されています。ノースカット氏は、「cHTML(コンパクトHTML)コンテンツ開発者だけでなく、一般の「サーファー」にとっても、ケータイフォントはWindowsやMac OSのデスクトップでiモード対応コンテンツを閲覧する際に、文字欠けや文字化けの問題が発生することなく閲覧できるという大きなメリットがあります」と述べています。また、ケータイフォントは、iモードユーザー向けの電子メールやワイヤレスWebコンテンツの爆発的な普及によって生じたニーズを満たすものだと付け加えました。
「iモード文字セットを搭載した携帯電話は1,800万人が使用しており、その数は日々増加しています」とノースカット氏は述べています。「拡張文字セットに加え、ケータイフォントは、著名なデジタルデザインハウスであるTypeBankの12×12ビットマップデザインをベースにしたTrueTypeアウトラインフォントであるという点でも他に類を見ません。一般的なDTPにおいて、ビットマップ風の外観を表現するのに非常に便利です。しかも、あらゆるサイズで表示・印刷が可能です。そのため、小型画面のバナー広告作成、印刷マニュアル、画面モックアップ、携帯電話のプロトタイプ作成、その他特殊なイメージングニーズに最適です。ケータイフォントはアウトライン作成とPDF埋め込みをサポートしています。」
ケイタイフォントはハイブリッド CD で、送料、手数料、保険料込みで日本国内では 7,800 円、その他の国では 99 ドルで入手可能です。